チャーリー・パーカーの難曲を、まるで遊ぶように指先で操る男がいる。パスクァーレ・グラッソ──イタリア出身、現在はニューヨークを拠点に活動するギタリストだ。
最新ソロ・アルバム『ソロ～ビ・バップ！』がついに配信開始。すべての楽曲を一人で演奏するという挑戦的な内容で、冒頭からチャーリー・パーカーの「チェイシン・ザ・バード」が炸裂。全ての指の独立性を極限まで高めたテクニックに圧倒される。
音楽的土壌にはピアノ奏者のエッセンスがぎっしりと詰まっている。アート・テイタム、バド・パウエル、セロニアス・モンク……彼らの鍵盤の“花火”をギターに置き換えて再現する耳の良さと絶対音感。まさに、ビ・バップの魂を6弦に注ぎ込むという離れ業だ。
そして、このアルバムにはパーソナルな想いも色濃く投影されている。「星影のステラ」は師バリー・ハリスへの思慕を込め、「パノニカ」ではモンクを愛した母へのオマージュが漂う。音楽と家族、そして人生が一本のギターの音に溶け合っている。
8月には、初の来日公演がブルーノート東京で開催。トリオ編成で挑むこのステージには、最新アルバム『ファーヴァンシー』の録音メンバー、アリ・ローランドとキース・バラが参加予定。さらに、日本限定でボーナストラック入りCDも発売されるというから、ファンにとっては見逃せない夏になりそうだ。
★サマラ・ジョイと共演！「ソリチュード」ＭVリンク
Pasquale Grasso - Solitude (Official Video) ft. Samara Joy
www.youtube.com
【最新アルバム情報】
『ソロ～ビ・バップ！』パスクァーレ・グラッソ
2025年6月13日全12曲デジタル配信開始 /ハイレゾ*24bit/96kHz 同時配信
2025年8月27日国内盤（全13曲）発売予定
＊CD発売は日本のみ。
*ボーナス・トラック1曲収録（盤のみ）
品番：BSCD2:SICJ30177 定価￥2860
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１ チェイシン・ザ・バード Chasin' the Bird (Charlie Parker)
２ ソルト・ピーナッツ Salt Peanuts (Dizzy Gillespie / Kenny Clarke)
３ シドズ・ディライト Sid's Delight (Tadd Dameron)
４ タイム・ウェイツ Time Waits (Bud Powell)
５ マンハッタン Manhattan(Richard Rogers / Lorenz Hart)
６ モノポリー Monopoly (Bud Powell)
７ スターズ・オーヴァー・マラケシュStars Over Marakesh(Elmo Hope)
８ 星影のステラ Stella by Starlight (Victor Young / Ned Washington)
９ ハッピー・アワー Happy Hour(Elmo Hope)
10 シュア・シング Sure Thing (Ira Gershwin / Jerome Kern)
11 パノニカ Pannonica (Thelonious Monk)
12 イェーデアデアディYeheadeadeadee (Bud Powell)
☆日本盤ボーナス・トラック＊配信はされません。
13 パノニカ ～別テイク Pannonica (Thelonious Monk)
演奏：パスクァーレ・グラッソ（ギター）
録音：2022年3月
〇トリオ最新作『ファーヴァンシー』再生リンク：https://SonyMusicJapan.lnk.to/Fervency_PG
【初来日＠ブルーノート東京公演日程】
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/pasquale-grasso/
8月25日（月） 1st 18時スタート/2nd 20時30分スタート
8月26日（火） 1st 18時スタート/2nd 20時30分スタート
