「地球上でもっとも危険な仕事」と称される飽和潜水士。彼らの壮絶な現場を描いた実話ベースのサバイバル・スリラー『ラスト・ブレス』が、9月26日から日本で公開される。水深91メートルの暗黒と静寂の中、酸素残量はわずか10分。生き延びる術はあるのか――。
主演を務めるのは、Netflix『ピーキー・ブラインダーズ』で注目を集めたフィン・コール。さらに、ウディ・ハレルソンとシム・リウという実力派キャストが脇を固め、深海の悪夢を全身全霊で描き出す。物語は、海底で起きた実際の潜水事故をベースにしており、まさに「生存確率ゼロ」の極限状態がスクリーンで再現される。
監督を務めたのは、かつて同じ事故をテーマにドキュメンタリーを制作したアレックス・パーキンソン。リアルな撮影にこだわり、実際に事故が発生した海域で撮影を行ったという。閉所恐怖症すら誘発しかねない狭小空間、水圧、そして暗闇の演出は、『ゼロ・グラビティ』の深海版と評されるほどの没入感を生み出している。
アメリカでは『キャプテン・アメリカ』シリーズに次ぐ初登場第2位という快挙を記録。日本版予告編には、パニックに陥る主人公の姿、深海の漆黒に吸い込まれるラストショットが盛り込まれ、心拍数が否応なく上がる仕上がりとなっている。
残された酸素は10分。命綱は切れた。助けは来ない。――だが、諦めるな。9月26日、『ラスト・ブレス』が、日本の観客を深海の絶望へと引きずり込む。
映画『ラスト・ブレス』予告篇|9月26日(金)ロードショー
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