人気シリーズでおなじみのリリー役、オーブリー・アンダーソン=エモンズが話題の名シーンを引用しながら、プライド月間に自身のセクシュアリティをオープンにした。(フロントロウ編集部)

18歳になったリリー役女優、セクシュアリティを公表

 2009年から2020年まで11シーズンにわたり放送された人気ドラマ『モダン・ファミリー』で、4歳から養子のリリー・タッカー・プリチェット役を演じ、多くの視聴者に愛されたオーブリー・アンダーソン=エモンズ。そんな彼女が、世界中でLGBTQ+の権利や多様性を祝福するプライド月間にあわせて自身がバイセクシュアルであることを公表した。

 オーブリーは米時間6月16日、TikTokに、2013年放送のエピソードの名シーンに合わせた口パク動画を投稿した。この名場面は、幼いリリーが家族に「あなたはベトナム人よ」と言われ、真剣な顔で「違う、私はゲイなの!」と言い放つというもの。当時は大きな話題となり、今もSNSでミームとして親しまれている。

 今回の動画では、そのセリフを再現する形で「私はゲイなの」と口パクし、ユーモアを交えてカミングアウト。さらにキャプションでは、「みんな私がゲイって冗談で言ってるけど、ほんとにそうだから(私はバイセクシュアルです)」とコメントし、「みなさん、ハッピープライド月間。そしておやすみなさい」と締めくくった。

 この発表には、同ドラマでアレックス役を演じたアリエル・ウィンターからの「いいね」が寄せられ、ファンからは「リリーが現実でも自分を誇りに思っていて嬉しい」「子役からの成長を見守れて感動した」「このシーンを使ってカミングアウトするなんて、アイコニックだわ」といった祝福コメントが溢れた。

ドラマ終了後のオーブリー

 番組終了後のオーブリーは学業を優先しつつ、普通の高校生活を送りながら自分の夢を追い続けてきた。米USA Todayによると、現在はFrances Andersonという名前でインディーポップシンガーとして活動しており、5月にはデビュー曲「Telephones and Traffic」をリリース。6月27日には新曲「Don’t Forget Me」の配信が予定されている。

 『モダン・ファミリー』は、ゲイカップルであるミッチとキャム、そして養子のリリーを通じて、LGBTQ+家族を自然に描いた先駆的なドラマとして高く評価されている。そんなドラマで描かれたLGBTQ+家族の物語が、オーブリー自身の生き方へと繋がった今回の公表。これからも彼女は、音楽とともに自分らしく輝き続けるに違いない。

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