音楽も、ポッドキャストも、オーディオブックも、1つのアプリで楽しめるように!
日本のAmazon Music Unlimited会員が、Audibleの90万作品以上のタイトルの中から、毎月1冊のオーディオブックを追加料金なしで楽しめるようになったことが発表された。Amazon Music Unlimitedのアプリ1つで、音楽・ポッドキャストに加えて、豊富なオーディオブックを楽しめるようになった。

Amazon Music統括責任者のライアン・レディントン氏は、「私たちは日本におけるオーディオエンターテインメントの新時代を切り開いています。Audibleの世界トップクラスのカタログをAmazon Music Unlimitedに導入することで、それが実現します」とコメント。

さらに、Audible CEOのボブ・キャリガン氏も「この画期的なコラボレーションにより、日本の Amazon Music Unlimited 会員の皆様に、Audible のプレミアムなオーディオブックをご提供できることは、魅力的なオーディオ体験のあり方を根本から変える、大胆な一歩となります」と語り、オーディオエンターテイメントの進化に自信を見せた。
豪華ゲストが語る“オーディオエンターテインメント”
発表会では、音楽グループ・新しい学校のリーダーズ、俳優の安田章大さん(SUPER EIGHT)、小説家の平野啓一郎さんによるトークセッションも実施。音声コンテンツに対する、各々の想いが語られた。

Amazon Musicでオリジナルコンテンツの配信を行っている「新しい学校のリーダーズ」は、渋谷のAmazon Music Studio Tokyoでレコーディングをして完成した楽曲「「BABY」について言及。「素敵なスタジオの雰囲気のお陰で、レコーディングも歌もノッたので、また同じスタジオでレコーディングしたいです」と製作の舞台裏を振り返った。

本として出版する前に、先行してオーディオでリリースするオーディオファーストの小説『息吹』を執筆した平野啓一郎さんは、「“聴くための物語”を書く時には、どの程度のことまで聴くだけで理解できるのかどうか、また時間の流れの違いを考えて、書いて読む小説とは書き方が違うところがあります」と、クリエイターとして影響を受けた点を明かした。

Audibleで小説『夜行観覧車』の朗読を担当した安田章大さんは、「活字から入っている情報と、耳から入ってくる情報は違うと思うんです。耳は色々な感受性を引っ張り出す、大きなポイントだと思います。目からの情報だけではない、というのが素敵な“推しポイント”ではないでしょうか」と、オーディオブックならではの魅力について語った。さらに、担当した作品のレビュー欄に「アイドルより、Audibleの方が合っているのではないか」というコメントがあったというエピソードも披露し、会場の笑いを誘った。

Amazon Music Unlimitedの月額料金は、通常会員が1,080円、Amazonプライム会員は980円と手頃な価格で多彩な音声コンテンツを楽しめるのが魅力。音楽、ポッドキャスト、そしてオーディオブックが一つのアプリでシームレスに楽しめることで、オーディオエンターテインメントの可能性は、今後ますます広がっていくだろう。