「元カノが幽霊になって帰ってきた」。そんな一言では説明しきれない、壮絶かつシュールな物語がタイからやってくる。タイで社会現象級の大ヒットを記録した異色のマルチバース・ラブ・ホラー『サッパルー!街を騒がす幽霊が元カノだった件』が、ついに日本で公開される。

物語の舞台は、タイ東北部のイサーン地方。霊の存在が日常の一部となっているこの土地で、バイク事故で亡くなった妊婦バイカーオの亡霊が現れ、街は騒然となる。だが、唯一彼女の元恋人・シアンの前にだけ姿を見せないという不可解な展開に。バイカーオにどうしても会いたいシアンは、街でただ一人の葬儀屋に幽体離脱の方法を教えてくれと懇願。死者の世界=マルチバースへ、元カノに会いに旅立つ。

ジャンルはホラーでありながら、観客の涙腺も狙い撃ちする感動と笑いのミックス。ベッドで馬乗りになる亡霊、肩車される元カレ、街を歩き回る幽霊というカオスなビジュアルが逆にリアルな感情を引き出す。監督ティティ・シーヌアンの「幽霊はマイフレンド」という発言が象徴するように、幽霊を恐怖だけでなく「再会」の象徴として描く視点がユニークだ。

2023年、タイでは口コミから火がつき、興行収入は7億バーツ、日本円で30億円超。あの『トップガン』を抑えて年間ランキング第1位という快挙を達成した。大阪アジアン映画祭でも大反響を呼んだ本作、9月26日から日本全国で順次公開される。“死者の世界で元カノと再会”という突飛な設定の奥に、誰もが抱く「もう一度会いたい人」への切なる想いがある。

笑って泣けてゾクっとする、感情のマルチバースへようこそ。

画像: 『サッパルー!街を騒がす幽霊が元カノだった件』特報|25.9.26公開 www.youtube.com

『サッパルー!街を騒がす幽霊が元カノだった件』特報|25.9.26公開

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