ジム・ジャームッシュのカルト的名作『コーヒー&シガレッツ』が、ついにスクリーンに帰ってくる。公開から20周年という節目を迎える今年、Filmarksによるリバイバル上映プロジェクトの一環として、9月26日（金）より全国の劇場で1週間限定上映されることが決定した。
本作は、白黒の映像で描かれる11のエピソードからなるオムニバス形式の映画。登場人物たちはコーヒーを飲み、タバコを吸い、そしてどうでもいいようでいてどこか哲学的な会話を交わす。筋らしい筋は存在しない。ただ、無駄話がある。それがたまらなく愛おしい。
ケイト・ブランシェット、イギー・ポップ、トム・ウェイツ、RZA、GZA、スティーヴ・ブシェミなど、今や“伝説”と化した出演者たちが集結した本作。ジャームッシュの気怠くも鋭いユーモアが、彼らの存在感と絶妙に絡み合い、観る者にじわじわと効いてくる中毒性を持っている。
「コーヒーの日（10月1日）」に合わせたこの上映企画は、ただの懐古ではない。あの時代の空気感をもう一度浴びるための、特別な1週間。なお、来場者特典も予定されているとのことで、さらなる詳細は続報を待ちたい。
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