詩人を夢見るヤクザが、初恋と再会──ディズニープラス『優しい男の物語』が描く“血と純愛”の交差点

詩人になりたいヤクザと、夢を追い続ける歌い手の女性。血と夢が交わるラブロマンス、それがディズニープラス独占配信の『優しい男の物語』だ。

主演のイ・ドンウクが演じるのは、裏社会で生きる男・ソクチョル。暴力を宿命づけられた人生のなかで、彼だけは密かに詩を愛し、ヘミングウェイのような作家になる夢を抱えている。そんなソクチョルが偶然立ち寄ったカフェで再会したのが、初恋の女性・ミヨン（イ・ソンギョン）。彼女は一度夢を諦めながらも、音楽と母親への愛に支えられ、前に進み続けていた。

解禁された本予告編では、穏やかな語り口で詩を朗読するソクチョルの姿が映し出されるが、直後には豹変。ナイフを手に相手に斬りかかるという凶暴さを見せつける。優しさと残酷さが同居する彼の姿に、視聴者の心は否応なく引き込まれていく。

本作の脚本を手がけたのは、骨太な人間ドラマを得意とするキム・ウンギョンとキム・ヒョソクのコンビ。そして監督には、情感描写に定評のあるソン・ヘソン。イ・ドンウクとイ・ソンギョンという実力派の初共演に加え、パク・フンやオ・ナラといった実力派脇役も揃い、ドラマの厚みを支えている。

“ヤクザの愛”がテーマと聞けば敬遠したくなるかもしれない。しかしその裏にあるのは、夢、再生、そして心から誰かを想うという、ごく普遍的な“優しさ”の物語だ。全14話、金曜の夜が待ち遠しくなる。

『優しい男の物語』
ディズニープラスのスターで7月18日（金）より独占配信開始
（全14話／1話目 22:10 、2話目 23:30、以降毎週金曜2話ずつ配信）
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