『コールドプレイ』公演で発生した「キスカム事件」が思わぬ企業スキャンダルに発展。騒動後初のライブでクリス・マーティンはユーモアたっぷりに応じた一方、『オアシス』のリアム・ギャラガーは毒舌で一蹴。対照的な対応が話題となっている。(フロントロウ編集部) 

キスカム映像がバズ拡散 CEO辞任の事態に

 アメリカでのコールドプレイ公演中に起きた「キスカム事件」が思わぬ企業スキャンダルに発展している。観客席のスクリーンに映し出されたのは、米IT企業AstronomerのCEOアンディ・バイロン氏と人事責任者クリスティン・キャボット氏。映像はTikTokで1億回以上再生され、SNSでは「不倫では?」と話題に。米PageSixによると、2人はそろって一時的に職務停止となり、後にバイロン氏は辞任。会社側は「正式な調査を進めている」とコメントしており、事態はさらに注目を集めている。

クリス・マーティン「メイクしてね」と笑い誘う

 そんな騒動の直後に行われた次のウィスコンシン州での公演で、『コールドプレイ』のクリス・マーティンは観客に向かってこう語った。「客席のみんなに挨拶したいと思います。どうやってやるかというと…カメラを使って、何人かを大画面に映します」と説明し、ニヤリと笑って「だから、まだメイクをしてない人は、今のうちにしてね」と冗談交じりに呼びかけた。会場からは大きな笑いと拍手が起こり、あえて話題を避けずにユーモアへ変えるクリスらしい柔らかな対応が印象的だった。

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リアム・ギャラガー「くだらないカメラはなし」と毒舌披露

 一方で、真逆のスタンスを見せたのがオアシスのリアム・ギャラガーだ。マンチェスター公演でリアムは「ここにラブバードたちはいるか?」と問いかけた後、「安心しろ。ここじゃコールドプレイみたいな、くだらないカメラなんて使わないからな」と皮肉。さらに「誰と親しくしていようが、誰とイチャついていようが、誰と何をしてようが、俺たちには関係ない。この曲はラブバードたちに捧げるぜ」と毒舌ジョークを飛ばし、観客からは笑いと歓声が上がった。

 こうして、笑いを誘ったクリスと、毒舌で沸かせたリアム。対照的な2組が、それぞれのやり方で観客を楽しませていたのが印象的だった。

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