“狩る者”が、今度は“狩られる”。『プレデター』シリーズ最新作『プレデター:バッドランド』が、11月7日に劇場公開される。今回、ついにシリーズの常識を覆す大胆な視点転換が行われた。主人公は、なんとプレデター。
その名はデク。掟を破ったことでクランを追放され、生存不可能とされる惑星バッドランドに送り込まれた若き個体だ。敵だらけのこの星で孤独な死闘を繰り広げる彼に、手を差し伸べたのが壊れかけのアンドロイドの少女だった。
ティアと名乗るその少女は、下半身を失いながらも知性と不思議なカリスマを備えていた。彼女を演じるのはエル・ファニング。言葉少なだが、プレデターであるデクに対し「助けてあげる」と言い放つその存在感は圧倒的。
バディものとして異色のタッグが誕生するが、ティアが口にした衝撃的なセリフが物語の核心を突く。「この“最悪の地”では、あなたは獲物」――。本作では、視点の逆転だけでなく、“敵と味方”“人間と機械”“狩人と犠牲者”という構図さえも崩壊していく。
そして予告編で垣間見える“Weyland-Yutani”の社名。これは「エイリアン」シリーズに登場する企業であり、監督が用意した巧妙なクロスオーバーのヒントに違いない。
ダン・トラクテンバーグ監督が追求したのは、プレデターという存在を通じて描く“リアルな感情”と“極限の生”。その答えは、観る者の心に深く突き刺さるだろう。全く新しいプレデター伝説が、ここに始まる。
『プレデター:バッドランド』最新予告|2025年11月7日(金)世界同時公開!
www.youtube.com