カンヌで絶賛された“映像の魔術師”ミゲル・ゴメスの最新作『グランドツアー』が、いよいよ日本公開される。公開日は10月10日。舞台は1918年のアジア。姿を消した英国紳士と、それを追う婚約者の女。逃げる男と追う女の物語が、ミャンマー、タイ、日本、フィリピン…アジア7カ国を舞台に繰り広げられる。

本作は第77回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞。幻想と現実、過去と現在が絡み合う、まるで万華鏡のような映像体験が話題を呼んだ。ゴメス監督がインスピレーションを得たのは、サマセット・モームの短編「パーラーの紳士」。そこから始まった“旅の脚本”は、コロナ禍を乗り越え、4年の歳月をかけて完成した。

注目の予告編では、ナレーションを野村訓市が担当。「時空を超えた映画の旅へようこそ」という言葉とともに、旅の断片が切り取られる。道頓堀に上海タワー、ベトナムの村、ミャンマーの駅。全編を通して流れるのは、どこかメランコリックでコミカルな空気。そして逃げるエドワード、追うモリー。ラブストーリーともロードムービーとも言えない、得体の知れない“迷宮”がそこにある。

日本公開を記念して、渋谷・Bunkamuraル・シネマではゴメス監督の初期作2本を一挙上映する特集企画も開催。8月22日から2週間限定で『自分に見合った顔』『私たちの好きな八月』を上映予定。謎とユーモアに満ちた、ゴメスの旅を味わい尽くすチャンスだ。

画像: 『グランドツアー』予告 www.youtube.com

『グランドツアー』予告

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『グランドツアー』
監督:ミゲル・ゴメス 出演:ゴンサロ・ワディントン、クリスティーナ・アルファイアテ、クラウディオ・ダ・シルヴァ、ラン=ケー・トラン
撮影:ルイ・ポサス、サヨムプー・ムックディプローム、グオ・リャン
2024年/ポルトガル・イタリア・フランス・ドイツ・日本・中国/ポルトガル語、中国語、タイ語、フランス語、ビルマ語、ベトナム語、フィリピン語、日本語/129分/カラー・モノクロ/1.66:1/5.1ch 原題:Grand Tour 字幕:齋藤敦子 字幕監修:木下眞穂
後援:ポルトガル大使館 提供:シネマライズ、ミモザフィルムズ 配給:ミモザフィルムズ
© 2024 – Uma Pedra No Sapato – Vivo film – Shellac Sud – Cinéma Defacto
【公式サイト】https://mimosafilms.com/grandtour/ ※7/30(水)AM10時オープン

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