『スター・ウォーズ』の名シーンを彩った実物のライトセーバーが、初めて一般公開の場で競売にかけられる。(フロントロウ編集部)

映画で実際に使われた“あの武器”

 映画『スター・ウォーズ』初期シリーズでダース・ベイダーが劇中で振るったライトセーバーが、初めて公開形式のオークションにかけられることになった。映画の中でダース・ベイダーが手にし、戦いに使われたプロップが、誰もが入札できる形で市場に出るのはこれが初めてだという。

 米CBS Newsによると、ダース・ベイダー役のデビッド・プラウズと、スタントパフォーマーのボブ・アンダーソンによって使用されたこのライトセーバーは、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』および『エピソード6/ジェダイの帰還』のために製作された主力のデュエルプロップ。両作品の撮影中に広範囲で使用され、オリジナル三部作に登場した中でも特に記憶に残る映画小道具のひとつとなっている。

 オークション会社Propstoreによると、予想落札価格は100万〜300万ドル、日本円にしておよそ1億5,000万〜4億5,000万円と見込まれている。すでにオークション開催前の9月3日時点で、6件の事前入札が寄せられており、合計入札額は120万ドル(約1億8,000万円)に達している。正式な競売が始まる前からすでに高額の値がついており、このアイテムへの注目度の高さを物語っている。

身近な物で作られていたライトセーバー

 本体のベースには、1950年代にイギリスで製造されたカメラ用のフラッシュ装置「M.P.P.マイクロフラッシュ」が使用されており、これを映画制作チームが巧みに改造してライトセーバーに仕上げたと伝えられている。

 オークション会社の公式サイトによると、長年の撮影使用により、本体には摩耗や破損の痕跡が多数確認されているそう。これらの痕跡は、実際に映画で使用されたことの証明であり、むしろ歴史的価値を高める要素となっているとも評価されている。

 このライトセーバーは、これまで個人コレクターの元で保管されてきたが、今回が初めての市場登場となるんだとか。

 オークションは米時間年9月4日から6日まで、ロサンゼルスで開催される。これに先立ち、ロンドン、ニューヨーク、ビバリーヒルズを巡回する展示ツアーも実施された。

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