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俳優のドウェイン・ジョンソンがヴェネチア国際映画祭で涙を流している姿が目撃された。(フロントロウ編集部)

『ザ・スマッシング・マシーン』が高評価

 ジュリア・ロバーツとアンドリュー・ガーフィールドが出演する『アフター・ザ・ハント』やジョージ・クルーニーやアダム・サンドラーが出演する『ジェイ・ケリー』などの話題作が出品されているヴェネチア国際映画祭が8月27日からスタート。

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 9月6日まで行なわれるヴェネチア国際映画祭には、日本からも細田守監督の作品『果てしなきスカーレット』が上映される。

 そんなヴェネチア国際映画祭でドウェイン・ジョンソンが主演を務めた『ザ・スマッシング・マシーン』も上映された。『ザ・スマッシング・マシーン』は伝説のレスラーであるマーク・ケアーの伝記映画で、マークの薬物依存症や、妻との関係、そして友情などが描かれている。これまで何度も共演してきたエミリー・ブラントがマークの妻ドーン・ステープルズ役を演じ、WBA&IBF&WBO王者であるオレクサンドル・ウシクが1999年にPRIDEでマークと闘ったイゴール・ボブチャンチンを演じる。この作品は日本でも撮影され、柔道のオリンピック金メダリストでレスラーの石井慧も出演している。

 『ザ・スマッシング・マシーン』はヴェネチア国際映画祭で圧倒的な高評価を受け、上映後にはなんと15分間におよぶスタンディングオベーションが巻き起こった。この15分という時間は、今年のヴェネチア国際映画祭史上最長。それは単なる拍手ではなく、会場全体が作品と俳優たちの魂に深く心を動かされた証だった。観客の熱狂に包まれながら、主演のドウェインは感極まり、堪えていた涙が頬を伝った。その隣には共演者のエミリーがそっと寄り添い、優しく彼の背に手を添える姿が印象的だった。

 アメリカでは10月3日に公開される『ザ・スマッシング・マシーン』は、今後の映画賞シーズンにおける最注目作のひとつとなりそうだ。

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