豪華モデル陣が発表に
米時間10月15日にニューヨークで開催されるヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショー（以下ヴィクシーショー）が、ついに出演モデルの第一弾を発表。長年ファンに親しまれてきた“エンジェル”たちと、新時代を象徴する多様な顔ぶれが並び、ブランドの進化を物語るラインナップとなっている。
発表されたのは6名のトップモデルたち。中でも注目を集めるのは、通算18回の出演を誇る伝説的存在アドリアナ・リマと、2009〜2017年に活躍したリリー・オルドリッジの復帰。アドリアナは2018年にヴィクシーを引退するも、2024年に復帰し今年も続投。一方、リリーは2009年に初登場し、2017年まで出演。約8年ぶりの完全復帰となる2025年の出演が決定し、ファンからは歓喜の声が上がっている。
また、ジョアン・スモールズは2011年から2016年までのショーに常連として出演していたベテランモデル。2024年の復活ショーで再登場し、2025年も続投が決定した。彼女はそのクールで圧倒的な存在感で、ブランドの「強さ」を体現する象徴的な存在。
一方、新しい世代や価値観を代表するモデルたちもラインナップに加わっている。アノク・ヤイはアフリカ系モデルとしての地位を確立し、アレックス・コンサニはヴィクシー史上初のトランスジェンダーモデルとして2024年に登場、今年も続投する。さらに、デヴォン青木とスティーヴ・アオキの親戚でボディ・ポジティブの象徴として注目を集めるユミ・ヌーが今回初出演となる。
左から：ユミ・ヌー、アノク・ヤイ、アレックス・コンサニ
この発表に対して、ネット上では「キャンディス・スワンポールは？」「バーバラ・パルヴィンは出るの？」といった声も多数。中でもバーバラについては、先日、子宮内膜症のために手術を受けていたことを公表しており、出演については今のところ不明となっている。ファンの間では「無理はしないで」「回復を優先してほしい」といった温かい声が広がっている。
米Marie Claireなどによると、ヴィクシーショーは、2024年の復活から“包括性”を掲げて刷新されており、伝統的な美の枠を超えたキャスティングが話題となっている。2025年もその方針を継続し、視覚的にも思想的にもパワフルなショーが期待される。
今後発表される第二弾モデルや、音楽ゲストにも注目が集まっている。ファッションだけでなく、時代のムードを映す文化イベントとしても見逃せない。
