善意なんて通じない。NYハーレムの“リアルな地獄”を描く衝撃作『アスファルト・シティ』、日本上陸へ
善意が通じると思ったら、命を落とす。そんな世界が、現実に存在する。
映画『アスファルト・シティ』は、ニューヨーク・ハーレムの救急医療の現場を舞台に、その“地獄のようなリアル”を真正面から描いた没入型スリラーだ。第76回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門にも正式出品された本作が、ついに6月27日、日本上陸を果たす。
主演は、名優ショーン・ペンと若き実力派タイ・シェリダン。人生を救うはずの仕事が、精神を破壊していく様を2人の名演がえぐり出す。ペン演じるベテラン隊員ラットは、もはや理想も信念も過去に置いてきた男。そこに現れた新人隊員クロスが見るのは、綺麗事では済まされない現場。ギャングの抗...