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43年目で初めて、「ビート・イット」が映画館のスクリーンにかかる

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43年目で初めて、「ビート・イット」が映画館のスクリーンにかかる
(R), TM & (C) 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

マイケル・ジャクソンの誕生日に合わせて、「Beat It(今夜はビート・イット)」のショートフィルムが全国390館で上映される。映画『Michael/マイケル』の本編が終わったあと、追加料金なしで流れる。(フロントロウ編集部)

本編が終わってから、もう1本

配給のキノフィルムズによると、大ヒット上映中の映画『Michael/マイケル』で、名曲「Beat It (今夜はビート・イット)」のショートフィルムが2026年8月28日(金)から9月17日(木)まで期間限定で上映されることが決まった。全国390館で、本編上映終了後に流れる。マイケル・ジャクソンの誕生日である8月29日(土)を記念した企画だ。

上映されるのは4Kリマスター版のDCP。IMAXでの上映はなく、ショートフィルムを見るための追加料金も発生しない。本編のチケットを買えば、そのまま3週間限定の”もう1本”がついてくる形になる。

このショートフィルムが映画館のスクリーンにかかるのは、これが初めてだという。1983年のリリースから43年目のことだ。

タイトルの「Beat It」は、「殴れ」ではない

なぜこの曲が選ばれたのかは、曲の成り立ちを追うとわかる。

「Beat It」は、当時深刻化していた若者たちのギャング抗争に胸を痛めていたマイケルが、無意味な争いから逃れることの重要性と、暴力の連鎖を止めたいという想いを込めて書いた曲だ。タイトルの「Beat It」は「beat」(殴る)を含む一見物騒な響きだが、実際には「消えろ」「立ち去れ」を意味するスラング。争いの理由が何であれその場から離れろ、という非暴力のメッセージがそこに託されている。

映像も、その主題に沿って作られている。撮影には本物のストリート・ギャングが起用され、『ウエスト・サイド物語』を想起させる世界観が組まれた。単なる楽曲のプロモーション映像ではなく、ストーリー、演出、ダンス、そしてメッセージが融合した”短編映画”と呼ぶべき一本になっている。

楽曲のギター・ソロを弾いているのはエドワード・ヴァン・ヘイレンだ。ロックのギタリストがポップスのトラックに乗るという当時としては異例のコラボレーションで、収録アルバム『スリラー』が人種やジャンルの壁を越えていった象徴でもある。『Michael/マイケル』の本編で使われている楽曲は27曲にのぼるが、この曲はそのなかでも作られた経緯そのものが物語になっている一曲だ。

映画『Michael/マイケル』でマイケル・ジャクソンを演じるジャファー・ジャクソン
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その映像は、今も現役で回っている。YouTubeで公開されているショートフィルムの再生回数は8月19日時点で14億回を突破し、同日時点のYouTube Chartsのウィークリーミュージックビデオのグローバルランキング(2026年8月7日〜13日)では26位にランクインしている。43年前の映像が、今週のチャートに入っている。

ソニー・ミュージックレーベルズの担当者は、今回の上映について「世界中の音楽ファンに愛され続ける 「Beat It」 が、初めて映画館のスクリーンで上映されることは、私たちにとっても特別な出来事です」とコメントを寄せた。そのうえで、「何度も観てきた作品でも、大スクリーンと迫力の音響環境で体験するとまた新たな発見があると思います」と続けている。

興行収入は80億円を超えた

上映が3週間も延長される背景には、本編の動員がまだ落ちていないという事情もある。

『Michael/マイケル』は公開66日目にあたる8月16日(日)に動員累計500万人を突破。興行収入は8月21日時点で80億円を超え、興行通信社調べによる日本歴代興収TOP100に96位で入った。7月下旬に66億円を突破した時から、さらに数字を伸ばしていることになる。

『ボヘミアン・ラプソディ』のグレアム・キングが製作し、『トレーニング デイ』『イコライザー』シリーズのアントワーン・フークアが監督、脚本は『アビエイター』『グラディエーター』のジョン・ローガン。主演はマイケルの実の甥であるジャファー・ジャクソンが務めている。ジャクソン5の一員として才能を見出された幼少期から、世界最高のエンターテイナーを目指して突き進んだ軌跡が描かれる。

映画『Michael/マイケル』ファイナルビジュアル
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8月29日は、1日限りの投稿デー

誕生日当日には、実施中の感想投稿キャンペーンで「1日限りのスペシャルDay:8/29はマイケルに想いを届けよう」が開催される。マイケルへのメッセージや映画の感想を投稿すると、抽選で3名にポスターTシャツ(ブラック)とベストアルバム『マイケル・ジャクソン&ジャクソン5 ―ザ・ベスト―』のセットが当たる。期間は8月29日(土)0:00から23:59まで。詳細はキャンペーン特設サイトで案内されている。

ショートフィルムを上映する劇場は、映画公式サイトの劇場ページで確認できる。『Michael/マイケル』は大ヒット上映中。

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