ディズニー・チャンネルといえば、キラキラした憧れの世界――。そのイメージとは異なる子役時代の実情を、当事者が明かした。米Page Sixも、ディランが子役時代の俳優活動を「児童労働」と表現したことを報じている。(フロントロウ編集部)
ポッドキャストで語った「これは児童労働だ」
ディラン・スプラウスがブレンダン・コロンバスとホストを務めるポッドキャスト「Wildmen」の最新エピソードに、ドラマ「アグリー・ベティ」で知られる俳優マーク・インデリカートをゲストに迎えた。子役時代から芸能界に身を置いてきた2人が互いの経験を語り合う中で、ディランは意表を突く言葉でその実態を表現した。
「結局のところ、遠回しに言っているけど、これは児童労働なんだ」
続けて、かつて炭鉱で働いていた子どもたちを引き合いに出し、「僕たちは歌って踊っていただけ。でも、それも児童労働なんだ」と語った。
ディランと双子の弟コール・スプラウスは、赤ちゃんの頃から俳優活動を始めた。テレビシリーズ「Grace Under Fire」や映画『ビッグ・ダディ』『ノイズ(The Astronaut’s Wife)』などに出演し、2005年に放送が始まったディズニー・チャンネルの「スイート・ライフ(The Suite Life of Zack & Cody)」で、12歳にして人気を博した。
双子で同じ役を演じていた理由
スプラウス兄弟が幼少期に同じ役を分担して演じていた背景には、未成年俳優の労働時間に関する規制があった。カリフォルニア州では、未成年者が撮影現場で働ける時間に制限が設けられている。同じ役を双子が交代で演じることで、それぞれの労働時間の制限を守りながら、同じキャラクターの撮影時間を確保することができた。
ポッドキャストでディランはこの現実を踏まえ、子役の仕事が通常の雇用労働と何ら変わらないものだったと語った。8歳から17歳まで、現場に行き、仕事をして、退勤する――その繰り返しだったという。
子役の労働時間に制限があることから、スプラウス兄弟は幼少期、双子で同じ役を分担して演じることがあった。マーク・インデリカートも12歳の頃から「アグリー・ベティ」にレギュラー出演した経歴を持ち、この日のポッドキャストでは2人の経験が重なる部分が多く語られた。
「自尊心が、働けるかどうかと深く結びついていた」
ディランが今回の発言で強調したのは、働くことの構造的な問題だけではなかった。幼い頃から現場に立ち続けた経験によって、大人になった今も向き合っている「精神的なハードル」があるという。
「長い間、自分の自尊心は、働けることや現場にいられることと深く結びついていたように感じる」
幼少期から仕事を続けてきた経験によって、働けるかどうかと自尊心が強く結びつくようになり、今も精神的な課題と向き合っていることを明かした。
テイラー・モムセンやアマンダ・バインズなど、ディズニー・チャンネル世代の元子役たちが芸能界への複雑な感情を語ってきた流れは、これまでも何度か話題になってきた。ディランは今回、自身の子役時代について「児童労働」という言葉を用いながら、幼い頃から働き続けたことが現在の自尊心にも影響していると振り返った。

















