サッカーのノルウェー代表アーリング・ハーランド選手をたたえる歌「Haaland (Ha Ha Ha)」が、ワールドカップの閉幕後も日本で再生され続けている。8月7日の夜には、この1曲だけを90分間くり返し流すYouTube特別番組の配信が決まった。(フロントロウ編集部)
同じ曲だけが90分流れる夜
CTIDの「Haaland (Ha Ha Ha)」の和訳リリック・ビデオがYouTubeで250万回再生を突破したことを記念して、8月7日(金)21時から特別番組が配信される。番組の中身は身もふたもないほど明快で、90分間ひたすら同じ曲を流し続けるというもの。告知ビジュアルにも「90分耐久配信」と書かれている。
90分という長さも思いつきではない。ハーランド選手がノルウェー代表でもマンチェスター・シティでも背負う背番号「9」にちなみ、なおかつサッカーの試合時間そのものでもある。配信中はチャット欄が開放され、曲のお気に入りの部分を挙げたり、選手への応援メッセージを書き込んだりしながら、視聴者同士で盛り上がれる仕組みになっている。

ただし、アーカイブは残らない。アーティスト本人もハーランド選手も出演しない。つまり、その日その時間に集まった人だけが、90分間の“同じ曲”を共有することになる。
元をたどると、イタリアの民謡だった
日本ではワールドカップをきっかけに広まった曲だが、原型はもっと古い。米Yahoo Sportsによると、この歌はイタリアの民謡「ベラ・チャオ」のメロディを使った替え歌で、2022年にハーランド選手がマンチェスター・シティへ加入したあと、サポーターがスタンドで歌い始めたものだという。歌詞には、父アルフィー・ハーランドさんもかつてシティに在籍していたという親子2代の縁や、ホームスタジアムであるエティハド・スタジアムの名前が織り込まれている。
それをスタンドの外へ持ち出したのがCTIDだ。サポーターのチャントを音源として配信し、「Haaland (Ha Ha Ha)」は音楽配信サービスで数百万回規模の再生を集めてきた。そして2026年のワールドカップでは、シティのファンだけでなくノルウェーの応援席でも歌われるようになり、そこからSNSを通じて世界中へ広がっていった。同メディアによれば、ハーランド選手自身も何度も耳にしていると認めていて、ゴールのあとにこの歌が響くと笑っているという。

決勝の日から、11日間1位を取り続けた
日本での火のつき方は、数字を見るとかなり異様だ。ワールドカップ2026の決勝戦が行なわれた7月20日以降、この曲は7月20日〜25日と27日〜31日の合計11日間、日本のYouTubeショートのデイリーランキングで1位を記録した。大会が終わって話題が沈むどころか、勢いはむしろ増している。
メロディを一度聴けば口ずさめてしまう単純さと、名前を三度くり返すだけのサビ。サッカーに詳しくない人でも入り込める間口の広さが、ショート動画と相性よくはまった格好だ。ハーランド選手をめぐっては、7月にも俳優トム・ホランドからのSNSでの食事の誘いを本人が公開で受け入れて話題になったばかり。ピッチの外側で名前が転がっていく現象は、しばらく続きそうだ。
CTID「Haaland (Ha Ha Ha)」は各種音楽配信サービスで配信中。















