『ハリー・ポッター』と『ファンタスティック・ビースト』の両シリーズにまたがって登場する闇の魔法使いが、ゲラート・グリンデルバルド。ヴォルデモート以前に魔法界を恐怖に陥れた男であり、ダンブルドアの「最愛の友」でもあった。この記事では、グリンデルバルドの正体、ダンブルドアとの複雑な関係、ヴォルデモートとの違い、そして最期まで、まとめて解説する。
グリンデルバルドとは?
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| フルネーム | ゲラート・グリンデルバルド |
| 出身校 | ダームストラング専門学校(危険な実験がすぎて退学) |
| 目標 | 「より大きな善のために」魔法使いがマグルを支配する世界 |
| 象徴 | 死の秘宝のマーク、ニワトコの杖 |
| 登場作品 | 『ハリー・ポッターと死の秘宝』、『ファンタスティック・ビースト』シリーズ |
ワーナー・ブラザース公式サイトWizarding Worldの人物紹介によると、グリンデルバルドは闇の魔法への傾倒がすぎてダームストラング校を追放された天才。ヴォルデモート登場以前は「史上最も危険な闇の魔法使い」と呼ばれていた。恐怖で支配したヴォルデモートと違い、弁舌とカリスマで信奉者を集めたのが特徴だ。
ダンブルドアとの出会いと友情
退学後のグリンデルバルドは、伝説の魔法具「死の秘宝」を探してイギリスのゴドリックの谷へ。そこで出会ったのが、同じく天才と呼ばれた青年アルバス・ダンブルドアだった。2人は意気投合し、「より大きな善のために」魔法使いが世界を導くという理想を語り合う仲になる。のちの大賢者と闇の魔法使いが、かつて同じ夢を見た親友同士だった。このシリーズ屈指の皮肉な設定は、原作者が後に「ダンブルドアはグリンデルバルドに恋をしていた」と明かしたことで、さらに深い意味を持つことになった。
決別:アリアナの死
2人の蜜月は長く続かなかった。ダンブルドアの弟アバーフォースが兄の「世界征服計画」に反発し、口論から三者の決闘に発展。飛び交う呪文の中で、ダンブルドアの妹アリアナが命を落としてしまう。誰の呪文だったのかは、最後まで分からずじまい。グリンデルバルドはそのまま姿を消し、2人の友情は最悪の形で幕を下ろした。
ニワトコの杖と魔法界征服
その後のグリンデルバルドは、杖職人グレゴロビッチから最強の杖「ニワトコの杖」を盗み出し、ヨーロッパで勢力を拡大。『ファンタスティック・ビースト』シリーズでは、アメリカの魔法議会に潜入したり、パリで信奉者を集めたりと、若き日の暗躍が描かれている。映画では初代ジョニー・デップから、『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』でマッツ・ミケルセンへと配役が交代したことも大きな話題になった。
ジョニー・デップ版グリンデルバルドの不気味なカリスマは、ワーナー・ブラザース公式が公開した『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の予告編で確認できる。
1945年、ダンブルドアとの伝説の決闘

魔法史の教科書に載るほど有名なのが、1945年の2人の決闘。ダンブルドアはかつての親友と対決し、勝利してニワトコの杖の所有者となった。グリンデルバルドは自ら築いた監獄ヌルメンガードの最上階に、生涯幽閉されることになる。かつて「世界を変えよう」と語り合った2人の、あまりに対照的な結末だった。ダンブルドア側から見たこの物語は、ダンブルドアの解説記事で詳しく紹介している。
ヴォルデモートとの違いと接点
グリンデルバルドとヴォルデモートは直接対面している。『死の秘宝』で、ニワトコの杖を追うヴォルデモートがヌルメンガードの独房を訪れる場面だ。老いたグリンデルバルドは杖のありかを明かさず、あざ笑ってヴォルデモートに殺された。原作では、かつての友ダンブルドアの墓を守ろうとしたと示唆されており、悪に堕ちた男の最後の良心がにじむ名場面になっている。恐怖で支配し、死を何より恐れたヴォルデモートと、理想を語り、最期に死を受け入れたグリンデルバルド。2人の闇の魔法使いの対比は、ヴォルデモートの解説記事とあわせて読むとより鮮明になるはずだ。(フロントロウ編集部)

















