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ヴォルデモートの最後はなぜあっけない?死因とニワトコの杖の謎を解説

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ヴォルデモートの最後はなぜあっけない?死因とニワトコの杖の謎を解説
写真:ⓒWARNER BROS. PICTURES

『ハリー・ポッター』シリーズ最大の敵ヴォルデモートは、最終決戦であっけないほど静かに倒れる。史上最強クラスの闇の魔法使いが、なぜ武装解除の呪文しか使っていないハリーに敗れたのか。この記事では、ヴォルデモートの最後の場面を振り返りながら、死因の正体である「ニワトコの杖の忠誠心」のからくりを分かりやすく解説する。

ヴォルデモートの最後:ホグワーツの戦い

舞台は『死の秘宝 PART2』のクライマックス、ホグワーツの戦い。夜明けの城で、ハリーとヴォルデモートは一対一で向かい合う。ヴォルデモートが放ったのは必殺の死の呪文「アバダ・ケダブラ」、対するハリーは武装解除の呪文「エクスペリアームス」。2つの呪文がぶつかった瞬間、死の呪文は跳ね返り、ヴォルデモートは自分の呪文を受けて絶命した。派手な魔法合戦ではなく、たったワンフレーズの応酬で決着がつく。この「あっけなさ」にこそ、シリーズの答えが詰まっている。

最終決戦の緊迫感は、ハリー・ポッター公式チャンネルの『死の秘宝 PART2』予告編でよみがえる。

死因は「自滅」。ニワトコの杖のからくり

ヴォルデモートの直接の死因は、跳ね返った自分自身の死の呪文。つまり自滅だ。そのからくりが、彼が手にしていた最強の杖「ニワトコの杖」にある。

ワーナー・ブラザース公式サイトWizarding Worldの解説によると、杖には「忠誠心」があり、ニワトコの杖は前の持ち主を打ち負かした者にだけ真に従う。ここで杖の所有権の流れを整理すると、こうなる。

順番所有者所有権が移った理由
1ダンブルドアグリンデルバルドとの決闘に勝利
2ドラコ・マルフォイ塔の上でダンブルドアの武装解除に成功
3ハリーマルフォイ邸でドラコから杖(別の杖)を奪った

ポイントは、ヴォルデモートがこの流れに一度も入っていないこと。彼はダンブルドアの墓からニワトコの杖を持ち出したが、杖の忠誠心は「ダンブルドアを武装解除したドラコ」に、そしてドラコを打ち負かした「ハリー」に移っていた。つまり最終決戦の時点で、ニワトコの杖の真の主人はハリー。杖は主人を殺せず、死の呪文は撥ね返った、というわけだ。

なぜスネイプを殺しても無駄だったのか

ヴォルデモートは、ダンブルドアを殺したスネイプこそが杖の主人だと考え、決戦前にスネイプを殺害している。しかしこれは完全な見当違いだった。杖の忠誠心は「殺した者」ではなく「打ち負かした(武装解除した)者」に移る。ダンブルドアを塔の上で武装解除したのはドラコであり、スネイプによる殺害は、実はダンブルドア自身が仕組んだ計画だった。情報をすべて力で解決してきたヴォルデモートが、杖の「心」を理解できなかったことが、敗因そのものだったといえる。

復活できなかったのはなぜ?分霊箱の全滅

ヴォルデモートは一度死の淵から復活した男。それでも今度こそ終わりだったのは、不死の命綱である分霊箱(魂の入れ物)が、最終決戦までにすべて破壊されていたからだ。日記、指輪、ロケット、カップ、髪飾り、蛇のナギニ、そしてハリー自身。7つの分霊箱の全貌と、ヴォルデモートがなぜそこまで死を恐れたのかは、ヴォルデモートの解説記事で詳しくまとめている。

原作と映画で違う「最後」の描かれ方

実はヴォルデモートの最期は、原作と映画で少し印象が異なる。原作では大広間で大勢が見守る中、人間らしい姿のまま床に倒れて死ぬ。一方映画では、中庭での一騎打ちの末に、体が灰のように砕けて消えていく幻想的な演出になっている。原作の「ただの人間として死ぬ」結末には、恐怖の象徴を特別な存在として死なせない、という原作者の意図がにじむ。この対比も、原作と映画を見比べる楽しみのひとつだ。

あの最後をもう一度見るなら

ヴォルデモートの最期を見届けるなら『死の秘宝 PART2』だが、ニワトコの杖の伏線は6作目『謎のプリンス』のダンブルドアの最期から始まっている。伏線を追いながら見直すなら、映画を見る順番の解説記事を片手にどうぞ。(フロントロウ編集部)

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