「俺の人生はもうすぐ終わる」。リーアム・ニーソンが殴るのは長年の友


10月9日に日本公開されるリーアム・ニーソン主演作『ハードボイルド』の本予告映像と場面写真が、9月9日に解禁された。全米ではTOP10入りを果たしたスマッシュヒット作だ。(フロントロウ編集部)
「最低の父親だった罰よ」と娘に拒まれる男
本予告は、静かな独白から始まる。「俺の人生はもうすぐ終わる」――そう語りかけるのは、ボストンの裏社会で長年生きてきた運び屋だ。記憶が徐々に失われていく残酷な病に侵され、彼に残された時間はわずかしかない。
人生の終わりを前に、男は自分が犯してきた過ちと向き合おうとする。だが、かつて捨てた娘から返ってきたのは「最低の父親だった罰よ」という冷たい言葉だった。関係を修復する猶予すら、もう残されていない。
そんな矢先に彼が知るのは、裏社会の闇で横行する人身売買だった。しかも手を染めていたのは、長年の友人である組織のボスだった。理不尽な悪行への怒りが爆発した男は、ボスの制止すら蹴散らし、単身で巨大な闇を叩き潰すべく修羅の道へ突き進んでいく。

ボクサー経験を生かした肉弾戦と、孫との不器用な交流
「腰抜けの人生で終えたくない」「落とし前をつける」。そんな覚悟とともに、男は愛車のシボレー・シェベルを走らせる。予告の後半では、ニーソン自身が若き日に培ったボクサーとしての経験が生きた、荒々しい肉弾戦が炸裂。容赦なく敵を叩きのめす圧巻のアクションが怒涛の勢いで押し寄せる。
一方で描かれるのは、自分を慕ってボクシングを学ぶ幼い孫との交流だ。「これから俺の悪い噂が飛び交うだろう」と語りかける姿には、不器用ながらも血のつながりを繋ぎ止めようとする切実さがにじむ。「悪党が正義を果たすためには、手を汚すしかない」というキャッチコピーの通り、自らの罪を背負ったまま大切なものを守ろうとする男の凄みが、画面全体からあふれ出す。
“最強オヤジ”ではなく、痛みを抱えて生きる等身大の男
『96時間』『プロフェッショナル』をはじめとするヒット作で“最強オヤジ”のイメージを確立してきたリーアム・ニーソンだが、本作で演じるのは痛みを抱えながら生きる等身大の男だ。肉体的にも精神的にも限界へ挑む熱演は、キャリアの集大成と呼ぶにふさわしい。消えゆく記憶のなかで破滅を恐れず贖罪を果たそうとする主人公の姿には、ニーソン自身のキャリアを重ね合わせずにはいられない。

メガホンを取るのは、『スノー・ロワイヤル』に続いてニーソンとタッグを組むハンス・ペテル・モランド。共演には『ドライヴ』『ヘルボーイ』シリーズのロン・パールマンを迎え、裏社会を生きる男たちの滅びの美学が圧倒的な緊張感で描き出される。1980〜90年代ノワールの魂を受け継ぐ骨太な人間ドラマと、切れ味鋭いクライム・アクションが融合した一本だ。
映画『ハードボイルド』は、10月9日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開。
■CREDIT 監督:ハンス・ペテル・モランド 脚本:トニー・ゲイトン 出演:リーアム・ニーソン、ロン・パールマン、ヨロンダ・ロス、ダニエル・ディーマー、フランキー・ショウ 2026年/アメリカ/英語/112分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/原題:Absolution/日本語字幕:笛木貴子/配給:AMGエンタテインメント/映倫:PG-12
▼作品コピーライト © 2026 TG Movie LLC. All Rights Reserved.
公式サイト: https://hardboiled-movie.jp
10月9日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開















