家族とともにアメリカから英国へ拠点を移したヘンリー王子が、米GQのインタビュー番組に出演し、父チャールズ国王や兄ウィリアム皇太子との関係について「いちばん大切なのは和解すること」と語った。子どもたちの新生活や、英メディアへの思いにも触れている。(フロントロウ編集部)
「傷跡はずっと残る。でも……」
ヘンリー王子が出演したのは、GQのザック・バロンが聞き手を務めるインタビューシリーズ『One More Question』。収録は国連総会が開かれていた9月末のニューヨークで行われ、10月20日に公開された。
話題の中心は、ヘンリー王子が新たに手がけた“悲嘆(グリーフ)”をテーマにしたマスタークラスの講座。そのなかで、家族との関係も悲しみの対象になっているかと問われると、「もちろん」と認め、こう続けた。
「兄弟の不和や、親子の関係が壊れてしまうことは、多くの人にとってとても身近な問題。だからこそ、みんな僕たちを見て『どうやって解決するんだろう』と思うのかもしれない。うまくいってほしくないと思う人もいる。でも、僕はうまくいってほしい」
さらに、「世の中でいろいろなことが起きているなかで、いちばん大切なのは和解すること。それが核心なんだ」と強調。「傷跡はずっと残る。でも、起きたことをどう受け止め、どんな心持ちでいるか、つまり過去を手放すことは、誰にでも勧めたい」としたうえで、「世の中にも人々の生活にも、もう十分すぎるほどドラマがある。家族との問題を続けている場合じゃない」と語った。
子どもたちは英国の学校に
ヘンリー王子一家は今年、カリフォルニアから英国に戻った。インタビュー時点で、アーチー王子とリリベット王女は英国の学校に通い始めて約2週間。「子どもたちを英国の学校に通わせられたことは、自分にとってすごく大きい。こんなに大切だとは思っていなかった」と明かし、7歳と5歳の子どもたちが2つの異なる文化を経験できることの意義を語った。
移住については「長い時間をかけて計画したことではなかった」とし、「しばらくはアメリカの外にいるのがいいのかもしれない。少し落ち着いて、そこから考えていく」とも話している。
英メディアには「線を引けたら」
かつて妻メーガン妃に関する報道をめぐって英メディアと激しく対立してきたヘンリー王子は、この6年間も当時の状況が「続いてきた」と指摘。「戦わなければならなかった戦いもあった。でも、願わくは、みんなでそこに線を引ければ」と語った。
家族との今後については「楽観的だし、希望を持っている。でも、もう世間知らずではない。昔はそうだったけれど」とし、「相手が僕と僕たちの立場を尊重してくれるなら、僕も相手を尊重できる」と、和解の条件とも受け取れる言葉も残した。
英国に戻ったヘンリー王子は、カナダ移住直後にうつ状態を経験したことを明かすなど、心の内を語る機会が増えている。今回の発言が、王室との距離を縮めるきっかけになるのか注目したい。



















