草原と森と水辺で撮った秋冬。マリーン・セルの新作「THE GRACE OF TIME」


MARINE SERRE(マリーン・セル)が2026年秋冬コレクション「THE GRACE OF TIME」を発表した。キャンペーンの舞台は、スタジオでも街でもなく、草原や森、水辺。体を建築物のように捉える服づくりで、女性らしさとは何かを掘り下げたシーズンだ。(フロントロウ編集部)
体に沿うジャージーと、誇張したボリューム
今季の出発点は、体をひとつの建築として見るアプローチ。彫刻のようなシルエットに官能性と流れるような動きを同居させ、体に沿うラインと大きくふくらませたクチュール的なボリュームをぶつけることで、独特の緊張感を生んでいる。
バストとウエストのラインを引き立てるのは、体にフィットするジャージー。一方で、肩を出すデザインや細かなカッティング、透け感のある素材が、肌を少しだけのぞかせる。コットンやシルクのスカーフはドレープを描くシルエットに姿を変え、歩くたびに軽く揺れる。見慣れたアイテムに異なるプロポーションと素材を組み合わせる、ブランドらしいハイブリッドな手法が今季も貫かれている。

スカーフを何枚もつなげたような裾のドレスは27万1,700円。オフショルダーの襟元にファーを添えたジャケットは25万800円、ハートと三日月を組み合わせたイヤリングは10万3,400円。


四元素をたどるキャンペーン
キャンペーンの撮影とディレクションを手がけたのは、写真家のAymane Alhamid。大地、空気、水、火という四元素から着想し、広い草原から森、水辺へと場所を移しながら物語を進めていく。


ここでの自然は、ただの背景ではない。丁寧に仕立てた服を植物の有機的な質感と並べ、風にあおられる生地を体の動きと重ねることで、女性と自然の近さそのものを主題にしている。どこかで見たことのある仕草や、古い絵画を思わせる少しシュールな構図も、このキャンペーンならではの見どころだ。


ブランドは今季が描く女性像を、自信とセンシュアリティ、そして自由によって定義される現代の女性だと説明している。
国内で展開されるアイテム
国内で展開されるアイテムには、ほかにも次のような服や小物がある。ファーをあしらったコートやトリミングの効いたジャケット、カラフルな装飾を袖に連ねたセーター、そして総柄のデニムなど。価格はコートが52万2,500円、ジャケットが31万3,500円、セーターが18万7,000円、ブラウスが17万8,200円、デニムジャケットが13万6,400円、デニムシャツが12万9,800円、デニムパンツが9万4,000円、バッグが24万9,700円、ブルーのイヤリングが7万3,700円。


























