シンガーのテイラー・スウィフトが、2009年のMTVビデオ・ミュージック・アワードで起こった“カニエ・ウェスト事件”についての本音を綴った日記を公開した。(フロントロウ編集部)
テイラーが“あの事件”への本音を吐露
ラッパーのカニエ・ウェストと“犬猿の仲”で知られるシンガーのテイラー・スウィフトが、先週発売したニューアルバム『ラヴァ―(Lover)』のデラックス版の付録としてついていたブックレットで、これまで書き溜めてきた日記の一部を公開。
そのなかに、テイラーとカニエが不仲になるきっかけとなった“事件”が起こった、2009年のMTVビデオ・ミュージック・アワード(VMA)の日に書かれた日記も含まれていることがわかった。
テイラーvsカニエのバトルを振り返る

2009年のVMAにて。受賞スピーチを行なっている最中に、突如ステージに乱入してきたカニエにマイクを奪われ、ただぼう然と立ち尽くすテイラー。
2009年のMTVビデオ・ミュージック・アワードでカニエがテイラーのスピーチを妨害した事件を発端に、約10年にわたってバトルを繰り広げているテイラーとカニエ。一時は関係が回復したと言われていたものの、2016年にカニエが発表した楽曲『フェイマス』の中に、テイラーを侮辱するような歌詞が含まれていたことや、同曲のMVに全裸のテイラーを模したろう人形を登場させたことでバトルが再燃。ここ2年ほど表立った動きはないものの、いまだ関係修復にはいたっていない。
「2009年9月18日」という日付が記された日記には、こんなことが書かれていた。
「あぁ…1週間で物事が変わってしまうことってあるんだ。とりあえず、もしカニエ・ウェストが私の1週間、メディア、私のVMAの出番のなかで1番注目を浴びることになると事前に聞かされていたら、それを私に伝えたあなたのことを私は変な目で見たでしょうね。そして、もし音楽業界の大スターの1人がいきなりステージに上がってきて、私は“賞を受賞するに値しない”と生放送のTV番組で言うと聞かされていたら、『そんなこと実際に起きるはずがない』って言ってたと思う。まあ、実際に起こっちゃったんだけど…」
✍ | Journal entry September 18, 2009 from after the VMAs:
“Let’s just say, if you had told me Kanye West would have been the number one focus of my week, the media, and my part in the VMA’s I would’ve looked at you crossed eyed.” pic.twitter.com/mtVrQ2oKfd
— Taylor Swift Updates (@TSUpdatesNYBU) August 23, 2019
「こんなことが実際に起きるはずがない」と思っていたことが、「本当に起きちゃった」と自虐気味に綴ったテイラー。この日記によって、当時まだ19歳だったテイラーには、カニエに対する“怒り”よりも、予想だにしなかった出来事への“ショック”のほうが大きかったことが明らかになった。(フロントロウ編集部)