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感謝を伝えられないまま25年。9.11の生存者と救助者が初めて向き合う

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感謝を伝えられないまま25年。9.11の生存者と救助者が初めて向き合う
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アメリカ同時多発テロから25年の節目に制作されたドキュメンタリーシリーズ『9.11 再会:あの日の出来事』が、8月22日よりディズニープラスで独占配信される。ナショナル ジオグラフィックが追ったのは、あの日きり会えていなかった人たちの「初対面」だった。(フロントロウ編集部)

名前も知らないまま、25年がたっていた

2001年9月11日、2,977名の命が失われた。崩れゆくビルのなかや街路では、見ず知らずの人同士が互いを支え合い、そして散り散りになった。助けられた側は相手の名前を知らず、助けた側もその後を知らない——そんな関係が、四半世紀そのままになっていた。

全3話のこのシリーズが追うのは、その人たちの「25年目の初再会」だ。生存者、消防士や警察官といった第一通報者、そして名前の残らなかった協力者たちが、四半世紀を経て初めて向かい合う。ずっと胸の内にしまっていた感謝の言葉や、聞けないままだった問いかけを交わす様子が記録されている。事件当日の記録映像も織り込まれ、その日に何が起きたのかを次の世代へ引き継ぐ構成になっている。

追悼施設が全面協力し、トライベッカで初上映された

制作にあたっては、追悼施設「ナショナル・セプテンバー11メモリアル&ミュージアム」が全面的に協力した。本人たちを探し出し、再会の場をつくるという性質上、遺族や生存者と長く向き合ってきた施設の協力は欠かせなかったとみられる。

監督はジュリアン・ジョーンズ。製作総指揮には、イギリスの制作会社72フィルムズのデヴィッド・グローバーとマーク・ラファエル、そしてアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞しているダン・リンジーとTJ・マーティンが名を連ねた。

原題は『9/11 Reunited』。トライベッカ映画祭の公式サイトによれば、ワールドプレミアの場に選ばれたのは今年の同映画祭のTribeca TV部門だった。米NPRによると、この映画祭はそもそも、同時多発テロで打撃を受けたロウアー・マンハッタンの経済と文化を立て直すために、ロバート・デ・ニーロ、ジェーン・ローゼンタール、クレイグ・ハトコフの3人が2002年に立ち上げたものだ。準備期間はわずか120日、1,300人を超えるボランティアが動いて第1回にこぎ着けている。9.11から生まれた映画祭で、9.11の25年後を撮った作品が初めて観客の前に出たことになる。

日本での配信は8月22日から

『9.11 再会:あの日の出来事』全3話は、8月22日(土)よりディズニープラスで独占配信。ナショナル ジオグラフィック(TV)でも、8月23日(日)から毎週日曜23時に放送される。

同じくナショナル ジオグラフィック制作で、ジョン・ファヴローが製作総指揮を務めた自然史ドキュメンタリー『LION -王国の物語-』(全4話)も、8月20日(木)からディズニープラスで配信が始まる。

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