絶滅寸前だった鳥カリフォルニアコンドル、122年ぶりにオレゴンの空へ


かつて絶滅寸前まで追い込まれた北米最大級の鳥カリフォルニアコンドルが、122年ぶりに米オレゴン州の空を舞った。1904年以来となる飛来で、長年にわたる保護活動の成果を示す出来事として注目を集めている。(フロントロウ編集部)
1904年以来——オレゴン州で歴史的な飛来
米OPBなどによると、オレゴン州でカリフォルニアコンドルが記録されたのは、1904年以来。122年ぶりとなる歴史的な飛来となった。
主役は「B9」と名づけられた、2歳ほどの若いメス。ユロック族による保護・再導入プログラムの一環として野生に放たれた個体で、右の翼に取り付けられた衛星発信機によってその移動が確認された。
約約129キロメートルを飛行——州境を越えた歴史的な旅
B9は5月12日、北カリフォルニアのフンボルト郡を出発。レディング方面へ東進したのち、トリニティ・アルプスやマーブルマウンテンの原生地域を越えて、南オレゴンへと入った。
オレゴン州内では約129キロメートル(約80マイル)を飛行し、メドフォードの手前約13キロメートル(約8マイル)まで到達したという。広大な山岳地帯を越えて州境をまたぐその旅路は、関係者にとっても大きな節目となった。
保護活動が実を結んだ瞬間
米OPBによると、カリフォルニアコンドルは1980年代に絶滅寸前まで数を減らしたものの、繁殖プログラムや保護活動によって個体数が回復し、現在は野生への再導入が進められている。
今回の飛来は、そうした取り組みの成果を示す新たな節目と受け止められている。長らくオレゴン州の空から姿を消していたカリフォルニアコンドルの飛来は、この希少な鳥の復活を象徴する出来事となった。












