父鳥が抱卵・子育て!“鳥界のスーパーパパ”レンカクのヒナ誕生


米サンディエゴ動物園で、父の日の直前にめずらしい鳥「レンカク」のヒナが誕生した。子育てを父親が担うという珍しい生態を持つ鳥で、父鳥の羽の下で過ごす愛らしいヒナの姿が注目を集めている。(フロントロウ編集部)
父鳥の羽の下で育つヒナ
米UPIによると、サンディエゴ動物園でレンカクのヒナが父の日の直前に孵化。動物園は、父鳥の羽の下にヒナを抱えて守る様子を公開した。ふわふわのヒナが父鳥の羽の間からちょこんと顔をのぞかせる姿は、この鳥ならではの子育ての様子をよく表している。
育児を担う“鳥界のスーパーパパ”
サンディエゴ動物園によると、レンカクは子育ての役割が一般的な鳥とは大きく異なることで知られる。「鳥界のスーパーパパ」とも紹介されるオスは、巣作りから抱卵、ヒナの世話まで育児のほとんどを担う。
オスは水面に浮かぶ植物を土台に、葉や茎を使って巣を作る。メスが4個の卵を産むと、その後の子育てはオスに引き継がれる。
抱卵の方法もユニークだ。オスは卵の上に座るのではなく、左右の翼の下に卵を滑り込ませて温める。巣が沈みそうになったり、卵が危険にさらされたりした場合には、卵を翼の下に抱えたまま安全な場所へ運ぶこともあるという。
孵化後もヒナは父鳥の羽の下で守られながら成長し、危険が迫ると父鳥はヒナを羽の下へ入れて運ぶ姿も確認されている。
メスは次の相手を探しに
一方で、メスは卵を産み終えると、そのオスのもとを離れ、新たなオスとの繁殖に向かう。
サンディエゴ動物園によると、レンカクは鳥では珍しい「一妻多夫」の繁殖スタイルをとる。1羽のメスが複数のオスを繁殖相手とし、それぞれのオスに卵を託す。メスは抱卵中のオスをほかのメスから守ることもあり、その縄張りはアメリカンフットボール場約2面分に及ぶこともあるという。
ただし、ヒナの子育てにはほとんど関わらない。もしオスが守っていた卵やヒナが失われた場合には、そのオスのもとへ戻って再び交尾し、新たな卵を産むこともあるという。
父の日にぴったりの心温まる話題
父親が献身的に子育てを担うレンカクの姿は、父の日に合わせて公開されたこともあり、多くの人の関心を集めた。父鳥が羽の下で小さなヒナを大切に守る姿は、自然界の多様な親子のかたちをあらためて感じさせてくれる。













