腎臓病との長い闘いの末、スウェーデン人俳優ケル・ニルソンが米時間7月2日にオーストラリア・クイーンズランドで逝去した。1981年の映画『マッドマックス2』で金属製マスクをつけた残忍な悪役を演じ、世界中のファンに衝撃を与えた人物だ。(フロントロウ編集部)
約4年半の闘病の末に
米TMZが報じたところによると、ケル・ニルソンは約4年半にわたって末期腎臓病と闘い、週3回の透析治療を受けていた。米時間7月2日、ケルは息子たちに囲まれながら眠るように息を引き取った。76歳だった。
代理人のクリス・カーボーは米TMZに対し、「ケルは多くの人を励ましたすばらしい人物で、ウェイトトレーニングのコーチとして広く愛されていました」と語り、「彼は『マッドマックス』のファンを心から大切にし、その役を誇りに思っていました」と伝えている。
オリンピッククラスの元重量挙げ選手
スウェーデン生まれのケルは、もともとオリンピッククラスの重量挙げ選手として活躍した経歴を持つ。その巨体と威圧感あるオーラが買われ、1981年公開の映画『マッドマックス2』で悪役ロード・ヒュームンガスとして抜擢された。
金属製マスクで顔を隠し、廃墟と化した世界を支配する冷酷な独裁者を演じたロード・ヒュームンガスは、同シリーズの中でもとくに印象的な悪役として語り継がれている。ケルは同作の出演後もいくつかの映画に出演したが、この役が代表作として広く知られている。
『マッドマックス』シリーズは1979年にメル・ギブソン主演で始まり、2024年の『マッドマックス:フュリオサ』まで続く長寿シリーズに発展。ケルが出演した『マッドマックス2』は、荒廃した世界でガソリンをめぐる争いを描いたアクション映画として今もカルト的な人気を誇っている。















