『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』批評家絶賛 シリーズ最高傑作との声


7月31日の公開を控えた『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』のLAプレミアが7月27日(現地時間)に開催され、翌28日には批評家によるレビューや初期反応が相次いで公開された。「前3作よりも深く、思慮深く、成熟した作品」「トム・ホランド版シリーズの最高傑作」など、好意的な声が相次いでいる。(フロントロウ編集部)
「ライミ版以来の最高傑作」――批評家から絶賛の声
米メディア「TheWrap」は、トム・ホランド版シリーズの最高傑作と評する声が上がっていると報じ、モリー・フリーマンは「軽々しく言うつもりはないが、これまでで最高のスパイダーマン映画だ」とSNSに投稿した。米映画情報サイト「Fandango」のエリック・デイヴィスも「デスティン・ダニエル・クレットン監督が猛烈なエネルギーを注ぎ込み、前3作よりも深く、思慮深く、成熟した作品に仕上げた」と評している。
なかでも比較対象としてあげられたのが、サム・ライミ監督の『スパイダーマン2』(2004年)だ。映画評論家のマイク・ライアンは「トム・ホランドによるピーター・パーカー役の最高の演技。ライミ版『スパイダーマン2』以来最高の作品だ。コスチュームもついに見事な仕上がりになった」とつづり、オースティン・バークも「ピーターの葛藤は、トビー・マグワイア版『スパイダーマン2』を思わせるほど感情に訴えかける」と続けた。
米誌「Esquire」のエリック・フランシスコは「力強い感情の核、激しいアクション、そして深い誠実さがある。本当に優れた作品だ」、米メディア「Gizmodo」のジャーメイン・ルシエは「5つほどの異なる物語を同時に展開しながら、そのすべてが美しくまとまっている。やや圧倒されそうになるが、見事に機能している」と絶賛した。
「マルチバース疲れ」から脱却――ピーターに焦点を当てた物語
前作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021年)では複数のユニバースを横断するマルチバース展開が大きな話題を呼んだが、今作はそこから大きく舵を切った。その変化を好意的に受け取る声が目立つ。
初期反応では、ピーター・パーカーというキャラクターに焦点を当てた物語が高く評価されている。「ノスタルジーへの依存を抑え、スパイダーマンの未来を描いた作品」「ヒーロー映画が目指すべき姿」との声も上がった。映像については、エンタメ記者のジョナサン・シムが「撮影はすばらしく、アクションは躍動的で振り付けも見事。『ドライヴ』『それでも夜は明ける』『ユーフォリア』と同じカラリストが参加している」と高く評価した。
主要キャストにはホランドとゼンデイヤのほか、シリーズ初参加となるジョン・バーンサルとセイディー・シンクらが名を連ねている。スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ最終予告ではハルク(マーク・ラファロ)との激突シーンが公開されており、そのシーンについても「戦闘アクションの演出は過去最高レベル」との言及があった。
公開直前に「最高傑作」の声――初週末は全米1.8億ドル超の予測
レビューが解禁されたのは、7月31日の公開を3日後に控えた7月28日だった。レビュー解禁直後のRotten Tomatoesでは、70件を超える批評家レビューに基づき支持率91%を記録し、好調なスタートを切った。
ハルク登場の予告が出た際はMCUの巨大キャラクターの参加に驚きが広がったが、初期反応では、ハルクやパニッシャーの登場が物語に効果的に組み込まれているとの声も上がっている。大規模なアクションとピーターの内面的な物語を両立させた点を評価する声が目立つ。
米国では、北米初週末の興行収入が1億8,000万~1億9,000万ドルに達すると予測されており、日本では7月31日に日米同時公開される。














