FRONTROW

アリアナ・グランデ『petal』、全12曲が15位以内。MVはホラーに転じる

FRONTROW Editorial Dept.
BY FRONTROW Editorial Dept.
アリアナ・グランデ『petal』、全12曲が15位以内。MVはホラーに転じる
(c) Katia Temkin

7月31日に配信が始まったアリアナ・グランデの8枚目のアルバム『petal』が、最初の週末で世界の主要チャートを埋め尽くした。ほぼ同時に公開されたタイトル曲のミュージック・ビデオも、途中から思いがけない方向へ舵を切っている。(フロントロウ編集部)

収録12曲すべてが、世界チャートの15位以内に入った

「むき出しの怒り」から書いた曲があると本人が明かしていた新作『petal』(読み:ペタル)は、リリース直後の週末に一気に数字を積み上げた。

Spotifyでは、アルバムと同名のタイトル曲「petal」が「Global Spotify Chart」と「US Spotify Chart」の両方で初登場1位。それだけではなく、収録された全12曲が「Global Spotify Chart」の15位以内に入り、そのうち9曲がトップ10入りした。1位から3位までは、すべて『petal』の楽曲が占めている。

日本での反応も大きい。Apple Musicでは「トップアルバム」総合ランキングで2位、洋楽作品としては1位に立った。ポップジャンルの「トップアルバム」でも1位。アルバムに収められた映像作品「petal in the pavement」は「トップビデオ」ランキングを制している。iTunesでは日本の「トップアルバム」総合チャートで最高7位、K-POP作品を除いた洋楽作品として1位。アメリカでは同じチャートに初登場1位で入り、「トップソングス」総合チャートには別バージョンを含む18曲が同時に並んだ。

アリアナ・グランデのアルバム『petal』ジャケット写真
画像提供:ユニバーサル ミュージック

オーディションに落ち続ける女性が、静かに立ち去ろうとした瞬間

日本時間のリリース翌日に公開されたタイトル曲のMVは、チャートとはまったく別の理由で語られている。監督を務めたのは、これまでもアリアナの作品を数多く手がけてきたクリスチャン・ブレスラウアーだ。

映像のなかでアリアナが演じるのは、俳優としての成功を夢見る「ペッパー」という女性。物語は、期待を抱えてオーディション会場にたどり着いた彼女の姿から始まる。しかし審査員から返ってくるのは「十分ではない」「売れそうにない」「昔の方が良かった」といった言葉ばかりだ。ペッパーは衣装や雰囲気を変えながら何度も挑むものの、そのたびに不合格を告げられ、傍らに置かれた一輪の花も少しずつしおれていく。

そして、彼女が静かにその場を去ろうとした瞬間に、物語は大きく動きだす。ホラー映画を思わせる展開へと転じる後半が、他人に認めてもらうために自分を変え続けることの苦しさと、その危うさをそのまま画にしている。俳優としてアカデミー賞やゴールデングローブ賞の候補に名を連ねてきたアリアナが、「選ばれない側」を演じているという点も、この映像の見え方を変えている。

渋谷に200名超が集まり、国内盤は9月23日に届く

ユニバーサル ミュージックによると、リリースを記念した合同リリース・パーティーは世界各地で開かれ、日本では8月1日にタワーレコード渋谷店6階のTOWER VINYL SHIBUYAが会場になった。当日発売された輸入盤の展示や、新作をテーマにした店内装飾が用意され、200名を超えるファンが集まったという。

国内盤CDは9月23日に2形態で発売される。通常盤『ペタル』(3,300円/税込)には解説・歌詞・対訳が付き、7インチ・サイズの紙ジャケット仕様となる限定盤『ペタル(ジャパン・デラックス・エディション)』(4,620円/税込)には、これらに加えてポスターとフォトカード5枚が封入される。

アリアナ・グランデ『ペタル』国内盤は9月23日発売
画像提供:ユニバーサル ミュージック

約7年ぶりとなるツアー「the eternal sunshine tour」も開催中で、新作のリリースに合わせてセットリストには新曲が加えられた。最新のセットリストを反映した公式プレイリストも公開されている。チャートの上位独占から渋谷のパーティーまで、『petal』をめぐる動きはまだ加速している最中だ。

MORE

FEATURE

RECOMMEND