ティモシー・シャラメ、初のアニメ声優役は「ロケット整備士」


『怪盗グルー』『ミニオンズ』のイルミネーションが手がける完全オリジナル最新作『ノット・アローン』の2027年日本公開が決まり、ティザー予告が初解禁された。ティモシー・シャラメが自身初となる長編アニメーションで声優に挑戦し、相手役はセレーナ・ゴメスが務める。(フロントロウ編集部)
声優はアカデミー賞4度ノミネートの俳優と、SAG賞受賞の女優
配給元の東宝東和とガイエの発表によると、イルミネーションの新作『ノット・アローン』が2027年に日本公開される。同スタジオが完全オリジナルのストーリーを送り出すのは『FLY!/フライ!』以来3年ぶりだ。
主人公はロケット整備士のジョー。革新的な燃料ロケットの打ち上げ計画に向けて準備を進める彼を演じるのが、ティモシー・シャラメだ。『君の名前で僕を呼んで』で22歳にしてアカデミー賞に初ノミネートされて以降、計4度のノミネートを重ね、ゴールデングローブ賞と全米映画俳優組合賞(SAG賞)を受賞してきた俳優が、長編アニメーション映画で声を当てるのはこれが初めてになる。
相手役は、世界初となる“植物燃料ロケット”の開発に挑む宇宙植物学者フラン。演じるのはSAG賞の受賞歴を持ち、エミー賞とグラミー賞にもノミネートされてきたセレーナ・ゴメスだ。俳優としても歌手としてもキャリアを積んできた彼女が、ここではひとりの研究者として画面に立つ。
ティザーに流れるのは、デヴィッド・ボウイの「スペイス・オディティ」
初解禁されたティザー映像で選ばれた曲は、デヴィッド・ボウイの「スペイス・オディティ」。宇宙空間に取り残された宇宙飛行士を歌ったこの曲が幻想的に流れるなかで、地球へ飛来する謎の飛行物体を前に、ジョーとフランが心の距離を縮める瞬間が映し出される。
もっとも、映像の空気は一貫してシリアスというわけではない。「緊急事態!」と叫びながら宇宙船に乗り込んでいたのは、オレンジ、ブルー、グリーンという極彩色の宇宙人たち。彼らとジョーのコミカルなやり取りが、緩急のついた映像で綴られていく。ジョーの日常に転がり込んできた彼らとの奇妙な共同生活が、この物語の軸になりそうだ。

二人の関係が小さく進展した矢先、レーダーには打ち上げたばかりの植物燃料ロケットの軌道上に、地球へ急接近するもう一つの物体が映る。不安げに空を仰ぐ街の人々のなかに、ジョーとフランの姿もある。
タイトルの「ひとりではない」が指すもの
原題の「Not Alone」は、そのまま訳せば「ひとりではない」。距離を縮めきれずにいた二人の関係を指すようでいて、宇宙のどこかに自分たち以外の存在がいるという意味にも重なる。恋愛の一歩と、地球外生命との遭遇。ふたつの「ひとりではない」を同じ言葉で束ねた点に、この企画の狙いがある。
監督を務めるのは、エリック・ギロン(『怪盗グルーのミニオン大脱走』)、クレア・ドッジソン(『ミニオンズ』)、ジョナサン・デル・ヴァル(『ペット2』)。製作はイルミネーション創設者のクリス・メレダンドリで、製作総指揮にはリチャード・カーティスらが名を連ねる。『怪盗グルー』『ミニオンズ』シリーズをはじめ、全世界興行収入累計56億ドル(約9,000億円)を積み上げてきたスタジオが、次に賭けるのは既存シリーズの続編ではなく、まったく新しい物語だ。
『ノット・アローン』は2027年、全国公開される。














