トム・ハンクスがエイブラハム・リンカーン役を演じる映画『リンカーン・イン・ザ・バルドー』に、ウィレム・デフォー、ジョナサン・ベイリー、ピーター・ディンクレイジが声優として参加することが明らかになった。(フロントロウ編集部)
リンカーンと亡き息子をめぐる物語
原作は作家ジョージ・サンダーズが2017年に発表し、同年のマン・ブッカー賞を受賞した同名小説。タイトルの「バルドー」とはチベット仏教の概念で、死と再生の間にある中間状態を指す。物語は、南北戦争のさなかに11歳で亡くなったリンカーンの息子ウィリアム・ウォレス・“ウィリー”・リンカーンとの別れを描き、バルドーに漂う霊たちの声が織り重なる構成になっている。映画ではサンダーズ自身が原作を脚色しており、原作の複雑な語りの構造をどう映像化するかが注目点だ。
監督を務めるのはデューク・ジョンソン。実写とストップモーション・アニメーションを組み合わせた作品として制作が進んでいる。ジョンソンはチャーリー・カウフマンと共同監督したストップモーション映画『アノマリサ』(2015年)で、アカデミー賞長編アニメーション映画賞にノミネートされた実績を持つ。
声の豪華布陣
今回の発表で、ウィレム・デフォー、ジョナサン・ベイリー、ピーター・ディンクレイジが声のキャストに加わった。ウィレム・デフォーはエヴァリー・トーマス牧師、ジョナサン・ベイリーはロジャー・ベヴィンズ、ピーター・ディンクレイジはハンス・ヴォルマンの声を担当する。実写パートでリンカーンを演じるハンクスと、ストップモーションで描かれる死者たちの声を担うキャストがどのように共存するのか注目される。

















