フランスのA.P.C.と、日本のミズノ。5度目となるコラボレーションで両者が出したのは、派手なランウェイ服ではなくトラックジャケットだった。9月11日に日本限定で発売され、プレオーダーは9月4日から始まっている。(フロントロウ編集部)
「機能を主張しない」という選び方
A.P.C.とミズノの協業は、今回で5度目になる。回を重ねたうえで両ブランドが立ち返ったのは、どちらも得意としてきた領域——日常に自然に馴染むアイテムだった。
その答えが、トラックジャケットだ。テクノロジーに裏打ちされた機能性は備えているが、それを過度に主張しない。控えめでありながら自然体というA.P.C.のスタイルに、創業以来ミズノが培ってきた「テクノロジーとクラフツマンシップの融合」という哲学を掛け合わせた一着になっている。
ベースになっているのは1990年代のシルエットだ。当時の形をそのまま復刻するのではなく現代的に再構築し、いまのワードローブにそのまま組み込めるアイテムへと落とし込んでいる。
3色展開、ユニセックスサイズで47,300円
商品名は「BLOUSON CONDOR」。カラーはブルーグレー×黒、ブルーグレー、黒の3色で、サイズはXS・S・M・Lのユニセックス展開。価格は47,300円(税込)となる。
発売は9月11日。プレオーダーは9月4日から、A.P.C.ストアおよび公式オンラインストアで受け付けが始まっている。発売後の取り扱いは、A.P.C.ストア、公式オンラインストアに加えて、ZOZOとRakuten Fashionでも予定されている。日本限定という位置づけのため、海外での展開はない。

1987年のパリと、1906年に始まった日本のメーカー
A.P.C.は、1987年にジャン・トゥイトゥがパリで設立したブランド。ブランド名は「Atelier de Production et de Création(製造と創造のアトリエ)」の頭文字で、デザイン・価格・見た目のいずれにおいても手に取りやすいことを軸に、メンズとウィメンズのウェアやアクセサリーを展開してきた。
一方のミズノは1906年にスタートした総合スポーツ用品メーカーで、革新と伝統のあいだで生まれた製品に現代的な解釈を加えたスポーツスタイルを提案している。スポーツブランドとファッションブランドの協業では、オンとポスト アーカイブ ファクション (PAF) の最終章のように、技術やコンセプトを前面に出す組み方も少なくない。

















