静かな服づくりで知られるメゾンが、走れそうな靴を出した。ロロ・ピアーナの2026-2027年秋冬コレクションから、新しいスニーカーコレクション《ファスト・ウォーク》が登場。名前のとおりアクティブなシーンを想定してデザインされたローカットスニーカーで、男女を問わず履くことができる。(フロントロウ編集部)
着想は1970年代のスニーカー
《ファスト・ウォーク》のシルエットは、1970年代のクラシックなスニーカーが持つダイナミックなラインに着想を得ている。そこにロロ・ピアーナならではの職人のワザと素材使いを重ね、現代的に再解釈したのがこの一足だ。ゆったりとした散策から都会でのアクティブな移動まで、幅広く対応する精巧な作りになっている。
アッパーには、靴のフォルムを美しく保つ厚みのある上質なスエードを使用。サイドパネルには、メゾンを象徴するウィンド・マイクロファイバー素材を、アッパーと同系色またはコントラストカラーで配している。この素材は軽量でシワになりにくく、撥水性と防風性にも優れる。天候に左右されにくいという点で、秋冬に履く靴としては現実的な選択だ。

ロゴは、探さないと見つからない
シグネチャーのディテールは、驚くほど控えめに置かれている。シュータンに縫い付けられた繊細なラベルと、かかとの上部に精巧にエンボスされたロゴ。それ以外に主張らしい主張はない。ブランド名を大きく見せることをしないのは、ロロ・ピアーナが長く続けてきた流儀そのものだ。
ライニングにはレザーを使用。ソールは、メゾンを象徴するホワイトソールを彷彿とさせる白いミッドソールをベースに、天然ゴム製のアウトソールへグリップ力に優れた波状のトレッドを施している。歩くための道具として、足元まで手が抜かれていない。

カラーは定番とツートンで
カラーパレットは、ネイビーブルーやホワイトといった定番のソリッドカラーに加え、メープル/ダークウィートのツートンカラーを用意。かかとからつま先までロロ・ピアーナらしいスタイルを体現し、クラシックなスニーカーの伝統とタイムレスな洗練を融合させた《ファスト・ウォーク》は、ロロ・ピアーナのすべての店舗とオンラインストアで発売中だ。
同ブランドをめぐっては、俳優たちが同じ日にロンドンとロサンゼルスでロロ・ピアーナを着ていたことも記憶に新しい。派手さではなく素材と作りで語るブランドが、スニーカーという最も日常的なアイテムでどこまで通用するのか。答えは店頭にある。

















