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空っぽでも、へこんだまま。ロエベの新作バッグ「ウィスカー」

FRONTROW Editorial Dept.
BY FRONTROW Editorial Dept.
空っぽでも、へこんだまま。ロエベの新作バッグ「ウィスカー」
画像提供:ロエベ

バッグは中身で形が決まる、と思っていた人ほど驚くかもしれない。ロエベが新作バッグ「ウィスカー」を発売した。クリエイティブ ディレクターのジャック・マッコローとラザロ・ヘルナンデスが手がけた1点で、お披露目の場は、ロエベ 2026秋冬ショーだった。(フロントロウ編集部)

物を入れても、入れなくても、形は変わらない

このバッグの核にあるのは、たわんだシルエットだ。革新的なパターン設計によって生まれたフォルムは身体に自然に沿い、中身が入っていてもいなくても、手に持っていても置いていても、同じくたっとした表情を保ち続ける。荷物の量でシルエットが崩れないという意味では、見た目の気まぐれさとは裏腹に、かなり計算されたバッグだ。

素材は、このバッグのために新たに開発されたやわらかで艶のあるレザー。強い光沢ではなく控えめな艶が、スラウチーなボディを引き立てる。リラックスした本体に対して、ハンドルは構築的。柔と硬のコントラストが、有機的なフォルムに輪郭を与えている。長く伸びたジップとその引き手も、このバッグの表情を決める要素だ。

マッコローとヘルナンデスが今回のコレクションで探っているのは、遊び心と意外性。ウィスカーはその精神をかたちにしたバッグで、レザーの創意にアクセントを添えるように、ロエベのアナグラムと箔押しのLOEWEロゴが置かれている。

ロエベ「ウィスカー」ブラック
画像提供:ロエベ

ハンド、ショルダー、クロスボディ

目を引く形をしていながら、設計思想は日常使いにある。メインのジップコンパートメントに加えて隠しのフラットポケットを備え、着脱可能なストラップを合わせれば、ハンド、ショルダー、クロスボディの3通りで持てる。1日のなかで持ち方を変えられるバッグは、それだけで出番が増える。

スペシャルエディションでは、ロエベを象徴するレザーのワザであるインターシャでチェック柄が表現されている。裁断したレザーのピースを精緻に組み合わせ、継ぎ目を感じさせないシームレスな表情を生み出す手法だ。プリントでも織りでもなく、革そのものを組み上げて柄をつくるという発想は、レザーの家として始まったメゾンらしい。

展開は6色

ウィスカーは日本でも8月27日より、ロエベの店舗およびオンラインストアで展開中。カラーはブラック、コニャック、カーマインレッド、バニラの4色に、マルチカラーのインターシャモデル2色を加えた構成となっている。

なお日本では、岡田将生がブランド アンバサダーに就任するなど、ロエベの露出が続いている。秋冬の新作が出そろうこれからの時期、街で見かける機会も増えていきそうだ。

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