ボン・ジョヴィが現地時間9月9日、英ロンドンのウェンブリー・スタジアムで「Forever Tour」の最終公演を行い、2026年のツアー全日程を終えた。約9万人で埋まった会場で、ジョン・ボン・ジョヴィはステージ上から、来年のツアーをすでに計画しており、いまブッキングを進めていることを自ら明かした。(フロントロウ編集部)
このツアーは、2022年に声帯の大手術を受けたジョンにとって、本格的なツアー復帰となるものだった。約3年ぶりの復帰初日となった7月7日のニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデン公演を皮切りに、同会場で9公演。その後エディンバラ、ダブリンを経てロンドンに入り、ウェンブリー・スタジアムでは9月4日、6日、9日の3公演を開催した。いずれもソールドアウトだった。
ツアーの発表時、ジョンは「まずは短いツアーでステージに戻り、楽しむことができれば2027年にはもっとやる」という趣旨のことを語っていた。その条件は、どうやら満たされたらしい。
「Blood on Blood」で始まり、「Always」で終わった
最終日のセットリストは、本編を「Blood on Blood」でスタート。「You Give Love a Bad Name」「Bed of Roses」「It’s My Life」「Livin’ on a Prayer」といった代表曲が並んだ。「Captain Crash & the Beauty Queen From Mars」は2019年以来のツアー初披露、「Love’s the Only Rule」も今回のツアーで初めて演奏された。アンコールは「I’ll Be There for You」「Wanted Dead or Alive」「Bad Medicine」、そして「Always」。

だが、この夜いちばん注目を集めたのはセットリストではなく、ジョンの歌声そのものだった。ウェンブリー公演を報じた英『Louder』は、術後のボーカルを「力強く、音程もしっかりしている」と評価し、ステージ全体についても「バンドが完全にコントロールした、見事に演出された最先端のスタジアム・ロック・ショー」と絶賛している。『The Upcoming』も、あの唯一無二の声がかつての足場を取り戻した、という趣旨の評を寄せた。
会場に足を運んだファンからも、ジョンの声は本当に素晴らしかった、昨夜は絶好調だった、会場全体が声の限り歌っていて最高の雰囲気だった、といった反応が上がっている。
「もう一度ツアーができるか分からない」と言っていた人が
声帯の手術を受けたあと、ジョンは一時、再びツアーができるかどうかさえ分からないと語っていた。歌手にとって声帯の手術は、単なる療養ではなく、キャリアそのものが終わりうる分岐点だ。2026年の「Forever Tour」は、その分岐でどちらに進んだのかを、9万人の前で証明してみせた形になる。
そして最終日に本人の口から出たのが、来年の話だった。復帰ツアーの成功が、次の章のブッキングという具体的な動きに変わっている。最終公演の内容を再現したセットリスト・プレイリストも更新されており、あの夜の順番のまま追体験できる。

















