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竜巻のなかで踊る。スレイターが新曲「crank 2」とMVを公開

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BY FRONTROW Editorial Dept.
竜巻のなかで踊る。スレイターが新曲「crank 2」とMVを公開
スレイター photo credit: Alexa Zeliger

予告はほとんどなかった。日本時間9月10日23時、スレイター(Slayyyter)が新曲「crank 2」を急遽リリース。同時に、本人が監督を務めたミュージックビデオも公開された。(フロントロウ編集部)

ツアーで先に育っていた曲

「crank 2」は、ソリッドなヴァースと中毒性の高いフックで構成されたエレクトロ・クラッシュ・チューン。裏切られた感情を、力強い自己宣言へと反転させた1曲だ。

この曲が最初に世に出たのは音源としてではなく、ライヴの現場だった。この夏のツアーで初披露されると瞬く間にハイライトとして定着し、観客は冒頭の数小節から反抗的なラストのリフレインまで熱狂に包まれてきた。曲名が示すとおり、“crank it”(ぶち上げていこう)というフレーズをポップカルチャーに定着させた楽曲「CRANK」の続編にあたる。

スレイター本人が監督したMVでは、地平線の彼方で竜巻が荒れ狂うなか、彼女とダンサーたちによる息の合ったコレオグラフィが展開される。曲の緊迫感と迫力を、映像がそのまま引き受けた仕上がりだ。

スレイターのシングル『crank 2』のジャケット写真
スレイター『crank 2』画像提供:ソニー・ミュージックレーベルズ

3作目のアルバムが評価を一段引き上げた

1996年生まれ、アメリカ・ミズーリ州セントルイス近郊の郊外で育ったスレイターは、幼少期からブリトニー・スピアーズやレディー・ガガを敬愛してきたシンガーソングライター兼プロデューサー。大学を中退したのち、映画『バッド・チューニング』の登場人物に由来する名義で音楽制作を始め、2019年のデビュー・ミックステープ『Slayyyter』がインターネット発のムーヴメントとしてストリーミング・ヒットを記録した。

2026年3月にリリースした3作目のアルバム『WOR$T GIRL IN AMERICA』は、Billboard Top Dance Albumsチャートで初登場1位、Billboard 200では22位に初登場。Pitchforkの「Best New Album」に選ばれ、リリース以降はRolling Stone、Variety、ELLE、Vultureなど多数の主要メディアの年間ベスト特集に名を連ねている。エレクトロ・ハウス、テクノ、ダークウェイヴ、シンセポップ、ガレージ・ロックを自在に往還するサウンドが、Y2Kブームのその先を示す作品として受け止められた。

スレイターの新アーティスト写真
photo credit: Alexa Zeliger

自身初のHot 100入りと、VMAsノミネート

この夏には、シングル「brand new chanel$」をリリース。キャリア史上最速の勢いで伸び、Billboard Hot 100に98位で初登場した。チャートインは自身初の記録となる。さらに、アルバム収録曲「DANCE…」はMTV Video Music Awards(VMAs)の「Best Dance」部門にノミネートされた。

先日はオーストラリアのラジオ局triple jの人気企画「Like A Version」に出演し、「brand new chanel$」のライヴ・パフォーマンスに加えて、Holeの代表曲「Violet」のカバーも披露。その圧巻のロック・パフォーマンスが大きな話題を呼んだ。

開催中のワールドツアー〈WOR$T GIRL IN THE WORLD TOUR〉では完売公演が続出している。新曲「crank 2」は各配信サービスで配信中。

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