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ヒロアカのあの曲に歌詞がついた。歌うのはエレクトリック・コールボーイ

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ヒロアカのあの曲に歌詞がついた。歌うのはエレクトリック・コールボーイ
画像提供:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

先月の来日公演の合間に、原宿のポップアップストアでサイン会を開いたエレクトリック・コールボーイ。そのドイツのバンドが、日本のアニメ史に残る1曲を歌うことになった。『僕のヒーローアカデミア』の劇伴「You Say Run」に英語詞のボーカル版が生まれ、その歌い手に彼らが選ばれている。(フロントロウ編集部)

発表はロンドンの劇伴コンサートで

明かされたのは現地9月20日、世界各国を回っている劇伴コンサート「僕のヒーローアカデミア IN コンサート」のロンドン公演の場だった。曲名は「You Say Run -10th Anniversary ver.- / Yuki Hayashi feat. Electric Callboy」。日本時間9月22日午前0時から、国内外で一斉に配信される。

「You Say Run」は、作曲家・林ゆうきがTVアニメ『僕のヒーローアカデミア』のために書いた劇伴のなかでも、作品の“顔”と言っていい1曲だ。2016年4月に始まった同シリーズの計8シーズンと劇場版4作を通して、主人公・緑谷出久の象徴的なバトルや物語の分岐点で鳴り続けてきた。「ヒロアカと言えばこの曲」と呼ばれるほど、視聴者の記憶に焼きついている。

その曲に、これまで歌詞はなかった。TVアニメが2026年にアニメ化10周年を迎え、記念プロジェクト【僕のヒーローアカデミア The Animation 10th Anniversary】が動き出すなかで、林が以前から温めていた「『You Say Run』に歌詞を付けてみたらどういう物が出来上がるか」という構想が形になった。世界中のファンに向けるという方針から、詞は英語で書かれている。

歌い手を探して、ドイツのバンドに行き着いた

問題は誰が歌うか、だった。林とヒロアカの劇伴チームが立てた条件は、英語詞をパフォーマンスでき、なおかつ作品の世界観に合う海外のアーティストであること。力強いシャウトとメロディックさを両方持ったボーカルを長い時間かけて探し続けた末に、チーム内から名前が挙がったのがエレクトリック・コールボーイだった。

オルタナティヴなサウンドとメタルロックを融合させ、ツインボーカルで曲を組み立てる彼らの作品を一通り聴いたうえで、「You Say Run」を任せるならこのバンドだという意見が一致し、オファーが飛んだ。バンド側も、世界中で愛されるアニメの代表曲に自分たちのボーカルとエネルギーを届けられるのは素晴らしい経験になる、として快諾している。

林ゆうきとエレクトリック・コールボーイ
画像提供:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

林はコメントで、両者のエネルギーが交差して「これまでにない高揚感を備えた楽曲として生まれ変わりました」と手応えを語り、「国境やジャンルを超えて、一人でも多くの方々の心に届き、熱く響き渡ることを願って!」と結んだ。ジャケットの出来にも触れたうえで、作中の合言葉「Plus Ultra!」で締めくくっている。

バンド側のコメントはもっと直球だ。「『You Say Run』のメロディーはとても力強くて人を奮い立たせてくれるし、とにかくこの曲が本当に大好きです!」。制作は楽しかった、早くみんなに聞いてもらいたい、と繰り返している。

ジャンルの壁を越え続けてきたバンド

エレクトリック・コールボーイは2010年にドイツで結成された。「Hypa Hypa」「We Got The Moves」といったヒット曲でジャンルの垣根を跳び越え、ベビーメタルとのコラボ曲「RATATATA」で日本のリスナーにも一気に知られた。最新アルバム『TANZNEID(タンツナイト)』は本国のアルバムチャートで1位を獲得している。

エレクトリック・コールボーイ
©Dajo Eberlei

同作にはベビーメタルとの「RATATATA」に加え、ジ・オフスプリングを迎えた「LET THE GOOD TIMES ROLL」も収録されており、外部のアーティストと組んで自分たちの色を保ったまま相手の色を足していくのが、このバンドのやり方だ。今回のヒロアカとの1曲も、その延長線上にある。

国内盤CD(SICP-6784・2,860円税込)は日本盤ボーナス・トラックとして「TANZNEID (LIVE IN BERLIN 2025)」「REVERY (LIVE IN STUTTGART 2025)」の2曲を追加収録している。

エレクトリック・コールボーイ『TANZNEID』
画像提供:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

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