『ウォーキング・デッド』シーズン7でキングダムのエゼキエルに使える兵士であるダニエルを演じ、他にもドラマ『ヴァンパイア・ダイアリーズ』や『セックス・アンド・ザ・シティ』などにも出演してきたダニエル。

Photo: ニュースコム、DARKWOODS PRODUCTIONS、Instagram/Daniel Newman
LGBT+の若者向けのシェルターでボランティアを務めるなど以前からLGBT+コミュニティにおける活動を多くしてきたが、本人がLGBT+コミュニティの一員であることはこれまで知られていなかった。
そんなダニエルが、3月30日にツイッターで「誇りをもってカミングアウトする。みんなのことを愛しているよ。自分のことを誇りに思ってほしい。全員が自分らしくいるべきだ!」と告白。
翌31日にYouTubeに動画を投稿し、カミングアウトを決意するきっかけをこう語った。
「ある女の子に『LGBTを支援してくれて本当にありがとう』と申し訳なさそうに言われたんだ。なぜ申し訳なさそうに言うのかと聞いたら彼女は『だってあなたはストレートだから』って言った。だから『僕はストレートじゃないよ』って言ったら、彼女に、『なぜ今までそれを公に認めてこなかったの?私たちの一生を変える力があるのに』って言われたよ。あれは、みぞおちに一発食らうほどの衝撃だったね」

続けてダニエルは推定3億7,000万人いると言われているLGBT+コミュニティのメンバーを助けるために、LGBT+のアスリートやセレブリティ、医者、弁護士、その他大勢の「ヒーロー」たちに自分の存在を隠すのをやめるよう懇願。
「もっとも簡単に権利を奪われてしまう人たち。それは、存在感がない人たちだ」。
そう語ったダニエルは、『ウォーキング・デッド』などで築いた俳優としてのキャリアが台無しになるという理由でカミングアウトを止められたと説明。
「そんなの知るか。僕には何が最も正しいかが分かっている」と続け、キャリアへの影響に対しては「なるようになる。僕はみんなと共に闘うつもりだ。(セレブリティなど)みんなもこの闘いに参加してくれることを願う」と締めくくった。
ダニエルのツイッターやYouTubeチャンネルには、LGBT+コミュニティに属しているかどうかに関係なく、多くの人から感謝や称賛のメッセージが届いている。
Daniel Newman #OUTandPROUD
youtu.be