グローバルファッション検索サイトのショップスタイル(Shop Style)が日本と欧米(アメリカ、イギリス、フランス)のブラジャーの違いや、欧米のバレンタイン事情を発表した。
意外と知られていない「ブラの日」
1914年2月12日、アメリカ人女性のメアリー・フェルプス・ジェイコブスがブラジャーの原型となるものの特許を申請したことを記念して制定された「ブラの日」。彼女が考案したブラジャーは、2枚のポケットハンカチーフとリボンを縫い合わせた簡易的なものだったが、「バックレス・ブラジャー」と命名された。毎日身につけるブラジャーはなんと100年以上も昔に特許が申請していた。
日本と欧米の人気ブラカラーランキング
ショップスタイルによると、日本の人気ブラカラーは1位レッド、2位ブラック、3位オフホワイト、4位グレー、5位ピンクで、欧米は1位バーガンディ、2位ピーチクオーツ、3位ピンク、4位ブラッシュ、5位スカーレットとなっている。
メリハリのあるカラーバリエーションが目立った日本に対し、欧米では1位こそ大人の色気を醸し出すバーガンディだったものの、続く2~4位は肌馴染みがいいニュートラルなカラーがランクインした。
そして2017年のバレンタインデーに向けてブラカラーのレッドが700%、ブラックが200%、ホワイトが100%と、クリック数がアップ。この時期だからこそ購入率がぐっと急上昇するカラーのようだ。
また、海外では日本のようにレースがたくさん施された上下セットはあまり主流ではなく、特にアンダーウェアはアウターに響かないような機能性重視のシンプルなデザインが多いことがわかった。
カップルはバレンタインにおソロいアイテム
欧米では、冬の厳しさが残る季節柄を反映してか、人気おソロいアイテムの1位にカシミヤアイテムが入った。2位にはMSGM、3位はスエット、4位は指輪、5位はゴールデン・グース・デラックス・ブランドのスニーカーがランクイン。2位と5位にはイタリアのブランドがランクインし、今年の欧米のバレンタインは、イタリアブランドの色違いアイテムがトレンド入り。
独女はギャレンタインズデー
独女(恋人が居ない独り身の人)は2月14日にアンチ・バレンタインな女子会を開催。そしてバレンタインデー当日には、花束を持った人たちが街中に溢れ、レストランもロマンチックなムード満載で特別メニューが用意されているなど独女にとって心痛む日。
そのため独女は女子会を開き、友情が深められそうなプレゼント交換をするそう。
例えば「Valentine’s Day is bullshit holiday(バレンタインデーなんてふざけた日だわ)」というメッセージが刻印されたショットグラスでやけ酒をして盛り上がる人や、「Fries before GUYS(男子よりフライドポテト)」というメッセージ入りTシャツを着て女子会の様子をSNSにアップし楽しむ人もいる。
また、アメリカの人気コメディ番組、『パークス・アンド・レクリエーション』がそういった日をGal(女友達)とValentine’s Day(バレンタインデー)を掛け合わせたGalentine’s Day(ギャレンタインズデー)と称したことから、独女の間で本格的に定番化するかもしれない。