アメリカの大学生の間で、大学生活に必要な費用の支払いを会ったことのない他人にお願いする行為が増えている。
1.2億円集めた男子学生も
学費から教材の購入や家賃の支払いまで、アメリカの大学生が大学に関わるあらゆる費用捻出のために使っているのが、まさかのクラウドファンディング。
クラウドファンディングは目的を達成するための資金の提供をネット上の不特定多数にお願いするもので、近年、資金集めの方法のひとつとして普及している。
そんななかアメリカではクラウドファンディングを学校に関する費用集めに使う人が増えており、世界最大のクラウドファンディングサイトGoFundMe(ゴーファンドミー)では、ここ3年だけでそういった事例が13万件を突破。今回、ゴーファンドミーの発表したデータから分かった。
さらに驚くことに払う側の人も多くいるようで、学校関連の資金として過去3年に総額66億円が寄付されている。
クラウドファンディングは不特定多数に支援をお願いできるのが特徴で、ひとつずつの寄付金が少額でも、合計された時に大きな金額になることがある。
例えばアリゾナ州であった事例では、医学部の男子大学生が1万8,400件の寄付を受けて1.3億円以上の学費集めに成功。1億円超えというすごい事例だが、単純計算すると支援者の寄付金はそれぞれ6,500円ほどになる。
インターネットの数とリーチのパワーのたまもの。