カリフォルニア州に本社を置く靴のブランドがインターネットユーザーのある発見から商品をリコールする騒ぎになっている。 

雪の中歩くとあのマークが

 米時間の1月9日に米サイトredditのユーザーが、仕事用に買ったブーツの底の跡がナチスの鉤十字になることを告白。底面の滑り止めのデザインが、鉤十字のマークとして残ってしまうのだ。

ブーツの底 ナチス鉤十字 リコール  

 この写真はわずか2日で250万回近く閲覧されており、靴が販売されているアマゾンのページには、「僕のおじいちゃんはこの靴を見ると世界大戦でドイツと闘っていた時のことを思い出すそうだよ」などといった皮肉コメントが殺到。アマゾン側が未承認のコメントを削除するほどの騒ぎへと発展している。 

 すると当初の投稿から2日と経たないうちに、製造元であるコーナル・インターナショナル・トレーディング社が公式サイトから商品を取り下げリコールの計画を発表。「意図的なものではありません。商品の販売はやめます。言うまでもなくデザインミスです」と、Daily Mail紙に語った。 

 しかしさらに困惑するのが、この靴のブランド名が「ポーラー・フォックス(Polar Fox)」であること。第二次世界大戦中にドイツがソ連に対しておこなった作戦のコードネームが「Polarfuchs」であり、英語に直訳すると「Polar Fox」になるのだ。この事実は、ドイツの週刊紙にも取り上げられている。故意ではないならば、あまりに多く決まりの悪い偶然が重なりすぎている。

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