メイク男子のマニー・グティエレスが世界的コスメブランドのメイベリン(Maybelline)の広告塔に起用されたことを先日お伝えしたが、そんなマニーをある保守派ブロガーが批判。マニーを守るべく、マニーの父親が批判者に宛てた手紙を公開した。
メイク男子マニー・グティエレス
マニー・グティエレスはプロ顔負けのメイク術と的確なコスメレビューで美容マニアたちの間で人気を誇るメイク男子。フロントロウ編集部で掲載したメイク男子特集にも登場し、2017年に男性として初めてメイベリンの広告塔に選ばれた。
そんなマニーの存在に批判的なコメントをしたのが、保守派ブロガーのマット・ウォルシュ。彼はメイクをしたマニーの写真に、「世間のお父さんたち、息子をしっかり育てなきゃ彼のようになってしまうよ」というコメントを添えてツイート。父親が息子を「男らしく」育てるべきだというメッセージをフォロワーに伝えた。
これを察知したマニーの支持者はすぐにツイッター上でマニーを擁護するコメントを投稿。2年連続でグラミー賞を受賞したアカペラグループのペンタトニックスのメンバーであるスコット・ホーイングも、「彼が世界中で数えきれない人をインスパイアし励ましている一方、あなたの憎しみにあふれたブログは誰にも読まれていない」とツイートした。
@MattWalshBlog While he inspires and uplifts countless people worldwide, you have a hateful blog that no one reads ¯\_(ツ)_/¯
— Scott Hoying (@scotthoying) 2017年1月14日
一方でこの保守派ブロガーに同調するフォロワーも少なくなかった。そんななかマニー陣営にあらわれた心強い味方が・・・、マニーのお父さん! ブロガーに宛てて公開手紙をつづった。
「誇りに思っています」
マニーの父親が保守派ブロガーのマット・ウォルシュに宛てた公開手紙には、こう書かれていた。
「ウォルシュさんへ、
マニー・シニアと申します。まず言わせてください。私は息子をしっかり育ててきましたしこれからもそうします。息子が成し遂げたことを誇りに思うだけでなく、息子の現在の姿を誇りに思っています。
あなたがこのような発言をなさる理由は、きっとLGBTコミュニティーに知り合いがいないからでしょう。知り合いができたら、彼らが我々の暮らす惑星の中でもとくに正直で心優しい人たちであることにすぐ気づくだろうから。
今後はご自分の行動と言葉は気をつけて選ぶことですね。あなたが家族のためならなんでもするように、私もそうですから。
ではよい一日を」
マニーがツイッターで公開したやり取りには、手紙の内容を読んだマニーが相手を威嚇する父親に、「お父さんアイラブユー!でも、刑務所には行ってほしくないからやめようね」とジョークで返答する様子が写っており、批判者とのバトルは父と息子のほっこりする親子愛の話題でかきけされた。
ブロガーの男性はこれに対抗する投稿をおこない、男性が「女性のような恰好」をするべきではない等の意見を展開したが、マニーの父親の公開手紙が1万2,000回以上リツイートされた一方、男性の投稿に対するリツイート数は24回だった。
マニーにとって、こんな父親の愛があれば百万力。