アメリカ、イリノイ州に暮らす黒人の夫と白人の妻の間に生まれた双子の赤ちゃんがまるで「奇跡のようだ」と注目を集めている。
昨年4月、双子のカラニ・ディーンちゃんとジャラニ・ディーンちゃんは二卵性双生児として誕生。
カラニちゃんは白い肌に青い瞳と白色人種である母親ゆずりの特徴を持ち、ジャラニちゃんはブラウンの肌に茶色い瞳とアフリカ系アメリカ人である父ゆずり特徴を持って生まれてきたため、双子ながら人種が違って見える外見に。
確率は約500分の1
同じ受精卵から生まれることで外見が瓜二つとなる一卵性双生児と違い、二卵性双生児は両親からそれぞれ異なる組み合わせの遺伝子を受け継ぐため、一般的に、外見はあまり似ていないことも多い。
しかし、両親の人種が違うために、2人の肌の色や瞳の色が分かれるというケースはかなり稀で、英BBCが取材した遺伝学者によるとその確率はわずか500分の1ほど。
カラニちゃんとジャラニちゃんの母親は米People誌に対し、「最初はとても驚いたけど、もちろん肌の色が違っても姉妹であることには変わりなく、どちらも同じように愛しています。彼女たちが、世界から人種差別が無くなるべき理由の象徴のようなもの。愛は愛でしかないのです」と話していて、彼女がSNS上で公開している家族写真には世界中からたくさんの人々の温かいメッセージが寄せられている。
Text & Photo: フロントロウ編集部(FRONTROW)/Ayumi Nakazawa、ニュースコム、Facebook/ Whitney Meyer、Instagram/momma04dukes