【フロントロウ編集部】
時代の最先端を行くエッジーで独創的なデザインが特徴の人気ブランド、バレンシアガ(Balenciaga)が2017年の春夏メンズコレクションの1つとして発売したどこか見覚えのあるバッグが人々の度肝を抜いている。
前任のアレキサンダー・ワンに代わり、2017年のコレクションからクリエイティブ・ディレクターに就任したデムナ・グバサリアが同ブランドでの初のコレクションとして発表したアイテムに含まれていたのは、リーズナブルな家具を取り扱うことで日本でもお馴染みの、スウェーデン発祥家具メーカー、イケア(IKEA)のショッピングバッグにインスパイアされたバッグ。
かなり忠実に再現された色やデザインにも驚きだけれど、もっとビックリなのが、そのお値段。子牛と子羊の革を使用した特大サイズのこのバッグの価格は、なんと約21万6,000千円(1,910ドル)!
各国の店舗やオンラインショップでは99円ほどで販売されている本家のバッグと比べると2000倍以上の値段ということになる。
デムナは、昨年携わったセレブにも人気の新進気鋭ブランド、ヴェトモン(Vetements)の2016年春夏コレクションで国際輸送物流会社のDHLのロゴを取り入れたTシャツを発表したことも。
大容量で確かに使い勝手は良さそうだけれど、果たして20万円以上出して購入するツワモノたちは現れるのだろうか…?
街でおしゃれな人を見つけ、「おや、あの人イケアのバッグ持ってる!?」と思ったら、実はバレンシアガのものだった…なんてことが、この春もしかしたら起こるかもしれない。