アメリカのレンタルDVD大手であるレッドボックスのDVDケースに入っていた予想外の「あるもの」が世界的な話題を呼んでいる。
レンタルDVDのケースを開けたら
この物語は、テキサス州の女子大生の母親がレンタルショップでマーク・ウォールバーグ主演のスリラー映画『バーニング・オーシャン』を借りたところから始まった。
レンタルをした女性が映画を観ようとDVDケースを開けたところ、なんとそこには、約1万1,000円(100ドル)分のお札とひとつのメモが。2017年1月27日付けで書かれたそのメモには、こう書かれていた。
「ハロー!
私の名前はマルコスです。私は毎月100ドル分のお金を他人に寄付しています。今月はいつもとは方法を変えて、レッドボックスのDVDに入れてみることにしました。
今年最初の贈り物の受取人にあなたが選ばれたのです!
このお金を良いことに使ってくれることを願っています。あなたが必要としていないならば必要としている誰かにあげてください。必要ならばあなた自身が受け取ってください。
良い一日を!マルコス」
贈り主を発見
欧米には日本語の「恩送り」にあたる、他人から親切を受けた時にその人に恩返しするのではなく別の人に親切をすることで親切のバトンを渡す「ペイ・イット・フォワード(Pay It Forward)」という活動があり、男性の行為もそれにあたる。
この出来事を受取人の娘がツイッターで明かしたところ、リツイート数が2万7,000回を突破。話題は贈り主である「マルコス」という男性の姪の耳にも届き、男性本人もツイッターで「お母さんに幸せな1日を贈れて良かった!」と反応。2組の家族間の予期せぬ交流へと発展している。