今週開催されたヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショー2016でランウェイを彩ったトップモデルたち。
この1年に一度の大舞台のために、それぞれ何カ月も前からエクササイズや美容にいつもより力を入れてきた彼女たちが、美肌のために気をつけてきたこと、それは、体に摂り入れる食べ物にも最善の注意を払うこと。
ショーに出演したモデルたちがバックステージで米ポップシュガーに明かした、美肌のために日頃から食べているモノを紹介。
ベラ・ハディッド
鶏肉、ほうれん草
とにかく食事制限は苦手なため、食べたいと思ったものはしっかり食べて、その代わりに毎日3時間にも及ぶハードなエクササイズをこなしてカロリーを消費しているという、今回ヴィクシー・ショー初参戦だったベラ。そんな彼女の定番メニューはチキンのグリルに付け合わせとしてソテーしたほうれん草を添えたもの。
<鶏肉の美肌効果>
良質なたんぱく質を多く含み、皮膚や粘膜を丈夫にするビタミンAも多く含む。
<ほうれん草の美肌効果>
コラーゲンの生成を促してシミなどを防ぐビタミンCを多く含むうえ、取りすぎた塩分を対外に排出するカリウムも豊富なのでむくみを防ぐ効果が。
ジャスミン・トゥークス
ブロッコリー
ショーの目玉となる総額3億円以上の宝石を使ったファンタジー・ブラのお披露目役に大抜擢されたジャスミン。美肌のために、とにかく毎日水をたくさん飲むようにしているということのほかに、意識して実践しているのが、蒸したブロッコリーを食べること。「ガーリックパウダーをかけて食べるのがお気に入り」なのだそう。
<ブロッコリーの美肌効果>
ブロッコリーには、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、ミネラルなど、肌を乾燥から守り、シミやニキビを防いで健やかに導いてくれる栄養素がたっぷり。茹でると栄養素が失われてしまうので、ジャスミンのように蒸すか電子レンジで加熱するのがおすすめ!
マーサ・ハント
サーモン、ケール、アボカド
透き通るような白肌が魅力のクールビューティーのマーサがよく食べているのは、モデルやセレブの食事メニューの定番であるサーモン、ケール、アボカドの3つの食材。「肌のために積極的にメニューに加えるようにしてるの」と話している。
<サーモンの美肌効果>
サーモンのピンク色の色素であるアスタキサンチンという成分にはビタミンEの約1000倍の抗酸化力があるうえ、メラニンの生成を抑制する美白効果も。さらに、肌のハリやたるみに効果的なジメチル編みのエタノール(DMAE)や、潤いをキープするプロテオグリカンという成分も豊富。
<ケールの美肌効果>
ケールには、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンC、ビオチン、ビタミンB類、必須ミネラル類(亜鉛、カルシウム、鉄、銅、マグネシウム、カリウム、リン)、ベータ―カロテンなどの栄養がとにかくたっぷり。肌トラブルを防ぎ、アンチエイジングにも効果が。
<アボカドの美肌効果>
「食べる美容液」とも呼ばれるほど高い美肌効果を持つアボカドも、サーモンと同じく高い抗酸化力を持つ食べ物。スキンケアサプリやコスメにもよく配合されている、肌荒れや老化を防止する成分のコエンザイムQ10を含んでいるほか、肌のターンオーバーを正常化するオレイン酸も。
【番外編】美肌のために避けている食べモノって?
サラ・サンパイオ
乳製品&砂糖
サラが美肌のためになるべく避けるようにしているのは、乳製品と砂糖。「乳製品を摂るのを止めたらだいぶ肌がキレイになったの。あとは、甘いものも控えてる。だってつい食べ過ぎちゃうと、2日後には吹き出物ができちゃうんだもの」とサラ。
<乳製品と砂糖の肌への影響>
牛乳などの乳製品は体質によってはニキビの原因になることも。砂糖に関しては、摂取すると体内で老化を促進するAGEs(終末糖化酸化物)と呼ばれる物質が作られるため肌荒れやシワ・シミを引き起こすことも。どちらも食生活から完全に排除するのは難しいけれど、美肌のためには、大量に摂りすぎないよう注意したほうが良さそう。
「美は1日にして成らず」の精神で日頃からクリーンな食生活を心がけているモデルたち。エステやスキンケアコスメを使った外側からのケアももちろん大切だけれど、基本となるのは、やっぱり内側からのケア。
どれも手軽にマネできる食べ物ばかりなので、是非今日から美肌のために積極的に摂り入れるようにしてみて!
Text & Photo: フロントロウ編集部(FRONTROW)/Ayumi Nakazawa、 スプラッシュ/アフロ、ニュースコム、シンクストック