イギリス最高齢の君主であるエリザベス女王。90歳になった今でもカラフルな服装で国民を魅了しつづけている女王の1年間を総まとめ。
1月
2016年最初にエリザベス女王が公の場に姿を現したのは1月3日。日曜礼拝に出かけた女王は、パープルのセットアップに身を包んでノーフォーク州サンドリガムにある教会へ。
2月
2月には、女王が電車に乗る姿も目撃された。休暇を過ごしたノーフォーク州から電車を使ってロンドンに帰った。
3月
フィリップ王子アンドリュー王子とともに、ウエストミンスター教会で行われたコモンウェルス・デーの行事に参加。コモンウェルス・デーとは英連邦諸国の日のことで、毎年3月の第2月曜日がこの日にあたる。
4月
4月21日はエリザベス女王の誕生日。2016年に女王はなんと90歳に。いつまでも元気な女王の誕生日を祝うため沿道にはたくさんの国民が集まり、女王はライトグリーンとホワイトのチェックという春らしい装いで国民と交流した。
5月
イギリス議会の開会式でスピーチ。この日女王が身に着けた王冠は、かの有名な大英帝国王冠。価値が高すぎて値段がつけられないとして有名な王冠だけあり、専用の馬車で移動し、会場内でも警備がつきと、まさに大がかり。普段は普段はロンドン塔に展示されている。
6月
女王は実際の誕生日は4月だが、祝賀行事を行う公式の誕生日は毎年6月の第2土曜日と制定されている。これは、パレードなどの行事をするのに6月の方が天気がいいから、という理由。
7月
ケンブリッジ空港にあるイースト・アングリアン・エア・アンビュランズの新しい基地を訪問。ここは、孫のウィリアム王子の勤務先。王子は現在、航空緊急部門に配属されており、給与は全て寄付している。
8月
8月15日に誕生日を迎えた愛娘アン王女の66回目の誕生日をお祝い。騎手であるアン王女は、長年の馬術への貢献が称えられ、今年ロンジン・レディース・アワードを受賞。現在は国際オリンピック委員会の委員としての一面も。
9月
2015年末から2016年初めにハリケーンのような嵐によって600の家や100の企業が深刻な洪水被害にあったバラスター地区を訪問し、地元の人々と交流。
10月
リオオリンピックとパラリンピックで活躍した選手をバッキンガム宮殿に招待し健闘を称えた女王。松葉杖で宮殿を訪れた女子ホッケーチームのスザンナ・タウンゼント選手に、「あなたたった今怪我をしたの?」とジョークを飛ばす一面も。
11月
戦死者を追悼するイベントに出席。毎年11月の第2日曜日はリメンバラス・サンデーに制定されており、現役・退役軍人とともに慰霊碑の前で午前11時11分から2分間の黙祷を捧げる。追悼を象徴する花であるポピーを胸につけて。
12月
毎年開催されている、世界の外交官たちをバッキンガム宮殿に招いて行われるパーティに夫フィリップ殿下と共に参加。このパーティには息子夫婦のチャールズ皇太子&カミラ夫人、孫夫婦であるウィリアム王子&キャサリン妃も参加していた。
この日のエリザベス女王のティアラは、ブレスレットとネックレスとセットのもので、ダイヤモンドのなかにブルーのサファイアがちりばめられたデザイン。
番外編
エリザベス女王はくまのプーさんと年齢が一緒!
エリザベス女王の90歳を祝して、ディズニーが公式Youtubeに「くまのプーさんと女王の誕生日」というオンライン絵本をアップ。実は女王とくまのプーさんはおない年。10年前の80歳の年におこなわれた子供たちとのお茶会にはプーさんも招待され、バッキンガム宮殿に行っている。
今回記念に作られた懐かしいタッチで描かれているオンライン絵本をぜひチェックしてみて。