元ワン・ダイレクション(以下、1D)のメンバーで、現在はソロアーティストとして活躍するゼイン・マリク。そんな彼が、本日発売の自叙伝『ZAYN(ゼイン)』の中で、1D時代に摂食障害に苦しんでいたことを初告白した。
本日発売の自叙伝『ZAYN(ゼイン)』の表紙。
ゼインはグループ在籍中に摂食障害を患っていたそうで、当時の自分について、「最後のツアーの前、2014年11月ごろの自分の姿を振り返ると、自分がどれだけ病気だったか分かるよ」と、コメント。
さらに、「グループを去ってから、自分が摂食障害だったと受け入れられるようになったんだ」とも語っている。
ダイエットがきっかけではなかった
過度なダイエットなどがきっかけで引き起こされることが多い摂食障害。しかしゼインはダイエットをしていたわけではないそうで、「自分の体重を気にしていたとか、そういうことじゃなかったんだ」と、自伝の中で否定している。
そのきっかけについてゼインは、「自分の人生の中で、何かをコントロールできているって思えたことがなかった。でも食べ物というのは、自分でコントロールすることができるものだったんだ。だから、(食べることをコントロール)してしまった」と説明。
それゆえ2、3日連続で何も食べないこともあったそうで、「病気になってから、かなり体重がおちてしまったよ」ともコメントした。
そのほか、ゼインはコントロール欲だけではなく、1Dのスケジュールなども原因の1つとしてあげており、「仕事量やツアーに出るペースに加え、グループ内でのプレッシャーや心労などもあって、それらが食生活に大きな影響をあたえていたよ」と、摂食障害はさまざまな影響によるものだったと語っている。
少し年を取って、少し賢くなった現在は、体重も元に戻っているゼイン。昨日AP通信に公開された自叙伝に関するインタヴューでは、最近の自分の状況について、「少し年を取って、そのぶん少し賢くなった」とコメント。適切な食事を取れていると明かした。
そんなゼインが、「とてもパーソナルなことで、誰にも語ってこなかったことや、そしていまだに語るのが難しいことについても話している」とインスタグラムで語った自伝本『ZAYN』は、日本のamazonからも購入が可能。1D時代のゼインの思いを知ることが出来る1冊となっている。
日本からも予約可能 元1Dゼイン・マリクの23年間の軌跡を綴った自叙伝が出版へ
Text & Photo: フロントロウ編集部(FRONTROW)/ Megumi Kuga、スプラッシュ/アフロ、ニュースコム、amazon