昨年に続き、12月に放送されるランジェリーブランドVictoria’s Secret(以下ヴィクシー)のファッションショーへのミュージカル・ゲストとしての出演も決定し、今、ノリに乗っている彼は、今年9月にリリースしたアルバム『スターボーイ』のジャケット写真で突然イメチェンした姿を披露して世間を騒がせていた。
それまでいつも不思議な形に整えられていた奇抜なドレッドヘアを、短くカットしてしまったザ・ウィークエンド。以前のヘアスタイルは、彼のトレードマークでもあっただけに、ファンたちからは彼のイメチェンを残念がる声も多数上がっていた。
1970~1980年代に活躍したニューヨーク出身の画家ジャン・ミシェル・バスキアにインスパイアされた以前の髪型は、モダンで革新的なサウンドが特徴のザ・ウィークエンドのアーティストとしてのイメージにぴったりだった。
シンガーのテイラー・スウィフトもザ・ウィークエンドのドレッドヘアのファンで、一緒に飲みに出かけた際には、少し酔っぱらったテイラーが彼の髪をペットの動物かのように撫でていたというエピソードも。
ザ・ウィークエンドのイメチェンの理由とは?
初お披露目以降、ここ2カ月近くの間、突然のイメチェンについて語ってこなかたザ・ウィークエンドが、先週公開された米経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルのインタヴューで、ついにその理由を明かした。
実は、以前のヘアスタイルは、もうだいぶ前から「潮時だ」と感じていた彼。「あの髪型のせいで、うつ伏せでしか寝られなかったんだ。洗うのにも2時間ぐらいかかるし、本当に大変だった。髪を切ってからは、熟睡できるようになったし、手入れも楽だよ」と話した。
さらに、周りのスタッフなどから「トレードマークなんだから、絶対に切らないほうがいい!」と口を揃えて忠告されたことも、彼が、逆に「それなら、絶対に切ってやる!」と決意させたキッカケであったとも明かしている。
アーティスティックで、いつもクールなイメージを保っている彼のこと、何か重大な思惑があってのイメチェンかと思いきや、意外にもただ「もう面倒くさい」という理由だった。