反ドナルド・トランプ氏を掲げた曲を7つまとめました。
YG「FDT」
タイトルの「FDT」は「F**ck Donald Trump(ドナルド・トランプくそくらえ)」の頭文字を取ったもの。アフリカ系アメリカ人に対する差別的な発言を繰り返してきたトランプ氏に、ラッパーのYGが、「俺は白人のことは好きだけどお前は嫌いだよ/フッド(※低所得者層地域)の奴らはみんなお前とケンカしたがってるぜ」とラップ。
フランツ・フェルディナンド「デマゴーグ」
「デマゴーグ」とは「扇動政治家」のこと。スコットランド発の人気バンドが、トランプ氏が女性器をわしづかみにするといった下品な会話をした件に触れ、「女性器をわしずかみにしているあの指が俺のことを離さないんだ/デマゴーグデマゴーグ/彼はデマゴーグ/君に顔面パンチしたがってる」と歌う。
エミネム「キャンペーン・スピーチ」
ラッパーのエミネムは10月に急きょ「選挙演説」というタイトルの同曲をリリース。突発的な怒りで後から批判されるようなツイートをすることが多いトランプ氏に大統領の権限である核ミサイルの発射コードを教えることの危なさに触れ、「無遠慮にボタンを押してしまえるこの危険人物/しかも彼は誰の言うことも聞かない/なんて良いアイディアなんだ!」とラップしている。
デス・キャブ・フォー・キューティ「ミリオン・ダラー・ローン」
事業を始める時に父親から「少額の融資」を受けたことを明かしているトランプ氏。この「少額」が後に約1億円(100万ドル)だったことが分かり価値観のズレを世間で笑われたが、米ロックバンドがこの一件を題材に。「彼は昔ながらの方法で富を築いたと誇らしく言う/だって成功するために必要なのはひとつだけだもんね/それは100万ドルの融資」と歌う。
ザ・アメリカン・ライフ「シリアスリー」
ヒット曲「ブレイヴ」のサラ・バレリスがバラク・オバマ大統領の視点から歌詞を書き、俳優兼シンガーのレスリー・オドム・Jr.が歌った同曲。「国の中にあるヘイトが再生している/赤・白・青(※国旗の色のこと)/そこに黒は入っているかい?」などという歌詞が登場する。
エイミー・マン「キャント・ユー・テル?」
米シンガーソングライターのエイミーがトランプ氏の視点から作った曲。「誰もわたしを止めてくれないのか?/わたしはこの職は欲しくない/わたしはこの職は欲しくない/分からないのか?/わたしはまともじゃないんだ」と歌う。
ニッキー・ミナージュ「ブラック・バービー」
人気ラッパーのニッキーの新曲「ブラック・バービー」はトランプ氏の批判を題材にした曲ではないものの、歌詞の中に「ドナルド・トランプはわたしに家に帰ってほしがっている」という一説が登場する。
音楽界ではトランプ氏に反対するアーティストたちの曲を集めた「30デイズ、30ソング」というプレイリストが登場しており、上記にあげた数曲も収録されている。このプレイリストは当初30曲の予定だったが、その後さらに多くのアーティストが参加しているため、現時点で50曲まで増えている。
プレイリストはこちらからチェックできる。